JCV 精進料理企画 好評閉幕


↑ 今回調理した精進料理。晩春~初夏の食材を使用した本格精進料理です。

当ブログでも紹介しておりました「JCV上越市ケーブルビジョン主催 春の公開講座 典座和尚の法話と精進料理」企画、無事終わりました。

80名限定募集のところ、大変多くの皆様にお申し込み頂き、募集開始まもなくですぐに締め切りとなりました。その他来賓等を加えて総勢90名での開催となりました。


↑新潟県上越市にあるJCV本社にて、まずは社長に御挨拶。


↑本社のすぐ近くにある高田公園。もともとお城のお堀だったとか。まだ開花時期ではありませんでしたが、これだけたくさんのハスが並んで咲く様はさぞや壮観でしょう。春には夜桜も素晴らしいとのこと。


↑ 会場からほど近い直江津の海岸。古来人や物資が集まる交通の要所として栄え、多くの文化を育んできました。戦国武将や歴史好きにはたまらないスポットでもあります。


↑ 今回は市内の料亭、「宇喜世(うきよ)」さんをお借りしての企画。この風格ある外観からもわかるとおり、二百年の歴史を持つ老舗中の老舗です。
「浮き世」というと一般的には「あの世」の対義語で、「はかない世の中」というような意味で使われますが、だからこそこの門をくぐって料亭内に入ったならば、しばしこの世のつらさや悲しさを忘れておいしい食事を楽しみ、人生を語ろう、という意味から名付けられたのだそうです。
内装も非常に趣のある誂えで、ヘタをするとお寺よりも手の込んだ天井、床の間、お庭、欄間、ふすまなど・・・。精進料理を味わう雰囲気としては最高です。


↑ ふだんから大人数の食事を調えている厨房ですので、設備的には十分すぎるほど広く、使いやすい台所でした。スタッフの分も含めると100人超の料理を調え、直前の盛りつけを待ちます。


↑ 盛りつけを手伝って下さった浮き世の調理人さんたち。プロの料理人の前で味付けをするのはちょっと緊張しましたが、同じ和食でもいわゆる会席料理と精進料理では手順や細かい味付け法がまったく違いますので、あくまでも味付けは私。

なお前日は通常営業中だったため、厨房の片隅で仕込みをしながら、プロの仕事ぶりを一日中間近で見ることができ、大変勉強になりました。

若い私に、尊を屈してこころよく厨房をお貸しくださり、手伝いをしてくださった料理長さんはじめ皆さんに深く感謝しております。


↑ 100人分のゴマ豆腐。盛りつけ時に崩れてしまう場合もあるので、多少多めに作ります。一度にこねると失敗する可能性があるので、二度に分けて丁寧にこねます。ゴマ豆腐は今回の料理のいわばメインディッシュなので、失敗は許されません。
他の企画でも、「できればゴマ豆腐を作って欲しい」と言われますが、設備・予算・時間などさまざまな条件をクリアーしないとゴマ豆腐を献立に加えることはできないのです。
今回は厨房設備をはじめとする諸条件がバッチリ整っていたため実現できました。
(それでも前日は朝から準備をはじめてよる九時までほとんど休憩無しで調理しました)

↑ 会場に集まって下さった多くの方。この豪勢な大広間で本格的精進料理を楽しむ機会はそう多くはないと思います。曹洞宗で食事開始時にお唱えする「五観の偈(ごかんのげ)」というお唱えごとを皆で声を合わせてお唱えしてからいただきます。
食事中には、調理白衣姿の私がマイクを使い、五観の偈の説明、献立の説明やら調理のコツやらをお話ししながら召し上がっていただきます。
主催者の事前リクエストにより、テーブルの間を周りながら参加者からの声や質問を直接お受けし、それにその場で応える試みもなんとかうまくいきました。

↑ 今回の料理は、実際には会場の四角い折り詰め器物を使い、ご飯や汁、ゴマ豆腐などは私が持参した赤いうつわでの提供となりました。これをお膳にのせるとこの写真のようなイメージになります。果物と揚げものは便宜上同じお皿に載せましたが、形式で言うと「二汁七菜」となり、おもてなしの精進料理としてはかなり高位の格式です。
私としても、100人分の二汁七菜精進料理は、まあそう頻繁に作る機会があるわけではないので、たいへんやりがいがあり、また勉強になりました。
自分で言うのもなんですけど召し上がってくださった方の声は大変好評で、ひとまずは安心です。

↑ 休憩を挿んで、法衣に着替えて法話を行いました。「いのちをいただく精進料理」と題して、精進料理とはどういうものなのか、それは単なる食材や調理法だけの区別ではなく、作る側もいただく側も食材のいのちを無駄にせず活かし、そしてまた自分のいのちをも精一杯いかすものである、というようなお話しをさせていただきました。

というわけで今回の企画、自分の中ではまだまだ反省点が多いのですが、多くのスタッフや関係者、また参加者の皆様に助けられ、何とか無事に終えることができました。
これもまた私の良き経験として、次につなげていきたいと思っております。

追伸 参加者からは、ぜひまた企画して欲しい、というようなアンコールを望む声が多くアンケート用紙に書かれていたそうです。続編が企画されるかどうかは、みなさんのリクエスト次第です。
また次の機会がありましたら是非ご参加をお待ちしております。
その日まで、私もまた精進精進。

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