お彼岸のお供えを学ぶ精進料理教室開催

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あるお寺に依頼され、精進料理教室を開催しました。
テーマは「お彼岸にお供えする精進料理を作ろう」


ここ数日ブログで紹介した献立とほぼ同様の一汁三菜の料理を調理しました。

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ほとんどの場合主催者のお寺の台所を借りて調理するのですが、今回はお寺から車で数分離れた公民館の調理室を借りました。
そのお寺はとても広くて設備が整った立派なお寺なのですが、そうはいってもさすがに台所に30人近くが入っては窮屈になってしまいます。
そこでなるべく参加者が動きやすく調理できるよう、公民館を借りたのです。

皆さん能率良く調理なさったため、予想より30分ほど早く調理完成しスムーズに進行できました。やはり広いテーブルとガス台の数が多いほど調理しやすいですね。

この場合、できあがった料理を運ぶ都合と、それに向いた料理と段取りを考えておくことも必要です。

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調理室で試食すれば移動の手間がかからず楽ですが、それではお寺での精進料理教室の意味が薄れてしまいます。
お寺に移動し、まずはご本尊さまにお供えの儀式をします。

菩提寺のご本尊さまに、皆で協力して作った精進料理をお供えできる滅多にない機会に、参加者みな感動していました。
ただ単にオシャレでおいしそうな料理を作るだけなら、他にいっぱいそういう教室や会があると思いますが、大事なことは料理を通じて何を学ぶかです。

0925-04 主催寺院の住職が、試食を終えてこう述べられました。

「大変おいしい精進料理に、ご本尊さまも喜んでおられることでしょう。今日参加しておしまいでは無く、ぜひお彼岸期間中に同じ料理を自宅で作り、仏壇のご先祖様にお供えをして欲しいと思います。それが自分でできるお彼岸の修行なのです」

お寺に皆が集まってワイワイ調理するだけで、楽しくなごやかな時間を過ごすことができます。
その上さらに精進料理の心を実際に経験して学び、お供えについて学ぶ機会を得ることができ、有意義な教室になったと思います。

参加なさった方々と主催寺院の皆様、ありがとうございました。

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