季刊『禅文化』誌で連載開始

季刊『禅文化』誌にて今号より連載が始まりました。

全5回~6回の予定で、精進料理について書き下ろします。精進料理の歴史、魅力、特徴などを幅広く、堅苦しくなりすぎないようにエッセイ風にまとめます。今回は連載を通じての課題や注目点など、精進料理にまつわる諸問題を概論的に書いてみました。特に「精進料理は禅文化なのか??」という、掲載誌の題名とも関わるテーマについて考察しています。

季刊『禅文化』249号の内容はこちら

すでに第二回目分までは原稿納品しておりまして・・・毎回原稿用紙12枚程度の分量で、久しぶりの本格的文章依頼に、嬉しいやら、同時にやはり日頃の仕事との両立は辛いものもありながら、せっかくの状況を自分なりに楽しんで書いています。あまり学術的に振りすぎては読んでてつまらないだろうし・・と書いては消し、また書いて・・と試行錯誤しながら進めています。

『禅文化』誌はわれわれ禅の業界人であれば誰でも知っている、非常に歴史と格式ある書籍です。学生時代はよく読んで勉強したものです。学生時代からなじんできた書籍で連載できるというのは感慨深いものがあります。

精進料理を禅の一分野としてとらえるのではなく、あくまでも料理として興味を持った方にしてみればちょっと敷居が高い専門書籍かもしれません。しかし、今回の私の連載はそうしたライトな精進料理ファンが読んでも役立つような視点で書きますので、是非ともご一読いただきたいと思います。『禅文化』誌の他の連載からは少々浮いてしまうかも・・・でもそれは覚悟の上で独自路線で連載させていただきます!

『禅文化』誌は公益財団法人禅文化研究所によるもので、ここは臨済宗の色が濃い組織で、関連書籍や連載も臨済宗関連のものが主体となっています。そんな中で曹洞宗の私に連載をお声がけ下さった編集部に篤く感謝するばかりです。学術面、実践面、また禅的、料理的に広く偏らない内容の文書をお届けできたなら・・と考えています。

お読みになった感想ご批判等、反響を編集部にお届け下されば幸いです。連載が5回になるか6回になるかは皆様の反響次第・・なのかもしれません

なお本誌は1.4.7.10月の3ヶ月おきに刊行、定価1200円(税別)年間購読送料込み4800円(税別)です。御希望の方は編集部075-811-5189 典座ネットを見たとお伝えの上ご注文下さい。

禅文化249号

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