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典座和尚のひとりごと

小浜市お箸のふるさと館で漆塗箸自作体験

さて小浜市中心街から10分ほどの「若狭小浜箸のふるさと館」を訪ねました。 小浜市は日本の塗り箸の80%を生産しているのだとか。福井県はメガネの生産でも有名ですが、箸も8割とは驚きますね。しかも漆で塗った箸となれば精進料理には欠かせない重要な小物です。せっかくなのでしっかり勉強したいと思います。 箸のふるさと館WAKASA  〒917-0001 福井県小浜市福谷8-1-3  TEL(0770)52-1733 
典座和尚のひとりごと

面山瑞方禅師二百五十回大遠忌法要

平成30年9月17日、面山禅師250回大遠忌法要が福井県小浜市永福庵にて修行されました。 面山禅師は江戸時代に偉大なる業績を遺された曹洞宗の高僧です。 熊本に生まれ、15歳で母を亡くしこの世の無常を観じて出家...
季節の精進料理

精進納豆マーボー豆腐

 一般的にひき肉と豆腐で作ることが多い麻婆豆腐を、精進料理にアレンジし、ひき肉の代わりに納豆を用いてみました。納豆の原料となる大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど植物性タンパク質が豊富な食材で、栄養面で優れています。肉のような濃厚な味になるわけではありませんが、歯ごたえ的にはひき肉のイメージと共通していますし、精進料理らしいあっさりした健康的な麻婆豆腐に仕上がります。  豆腐は木綿、絹どちらでも良いのですが納豆が歯ごたえある固さのため、柔らかい絹豆腐がよくあいます。ただし絹豆腐は加熱途中で崩れやすいのでご注意下さい。  麻婆豆腐の赤い色味を出すために、トマト缶を使いました。またトマト缶と椎茸ダシを合わせることで濃厚なうまみを引き出すことができます。カットタイプならそのまま使えて便利ですが、ホールタイプの場合はまな板で細かく刻んでから使います。また色あいを似せる必要がなければ、熟した生のトマトを使っても良いでしょう。  ピリ辛味がお好みなら、適宜唐辛子等を加えて下さい。またとろみをつける際はダマにならないよう、一度に入れずに少しずつ混ぜながら加えます。チンゲンサイと納豆を加えてからはあまり余分に火を通しすぎない方が良いので、それまでにしっかり豆腐などに火を通します。 
季節の精進料理

和の試み_精進納豆ソバパスタ

 納豆とソバは相性が良い食材です。ふつうのお蕎麦に、納豆を載せて食べても美味しくいただけますが、今回は少し工夫してパスタを試してみました。ソバの少しヌメッとした食感と枯れた風味が納豆ととてもよく合います。そして同じくヌメリ気がある長芋とえのきを加えた和風のソバパスタです。  ソバを油で炒めることはあまりしませんが、意外とよくなじみます。オリーブオイルでも良いですが、ソバの場合普通のサラダ油や大豆油など和の素材から作った油の方が良いように感じます。  ゆでたあとさらに炒めて加熱するため、あまり柔らかくゆでない固めの状態の方が良いです。干しソバのゆで時間は製品によって異なりますが、指定時間の8割くらいのゆで時間にとどめて少し堅めにゆであげます。あるいは食べ残して固くなった前日のソバをリサイクル利用しても良いでしょう。  フライパンの中で具とソバを混ぜる際、あまり何度もかき混ぜすぎるとでんぷん質がとけて麺がボロボロになってしまうため、煮汁を多めに加え、トングを使ってサッと混ぜるようにします。味が薄く感じる方はエノキを炒める際のしょうゆの量を増やして下さい。 
季節の精進料理

おろし納豆の焼き餅

 お餅の季節はまだ少し先ですが、禅寺では年末に大餅つき大会が行われます。まあもちろん餅つき大会などとは呼ばず、臼と杵を前にして正式な法要が行われ、修行の一環として厳粛な中で搗くのですが、修行道場の全員が交替交代で力強く餅を搗くうちに徐々に熱気がこもり、その姿はまさに餅つき大会と呼ぶのがピッタリな表現だと私は感じます。  寺のご本尊さまに供える特大の鏡餅をはじめ、堂内に祀る全ての仏さまや境内のはずれの小さなお地蔵様やお稲荷様にまで、全ての諸仏諸菩薩諸天善神にお供えする餅を用意するため、一般家庭では考えられないほど大量の餅をつきあげます。米を蒸す役、搗く役、搗いた餅を成形する役を交替交代でつとめて数時間かかる大作業です。仏さまに供える分は丸い鏡餅の形に整え、また修行僧がお正月に食べる分は平らにのして角餅にします。角餅にする際に出たはじの部分は、その場でちぎり餅にして、きなこやしょうゆ、あんこなどをあえて早速その日の食事としていただきます。つきたてアツアツのお餅をその場で頂く美味しさは格別です。  その際の味付けで人気が高いのが納豆おろしです。大根おろしを加えることで納豆の臭みと粘り気が和らぎ、サッパリした風味となります。少し焦げ目がつくほどに焼き上げた香ばしいお餅とからめれば、低コストながら最高のごちそうになります。古来、力強く搗いたお餅は神聖な力が込められた尊いお供えとされてきました。餅の霊力をおいしく摂り入れて、明日への活力にしましょう。 
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