胡瓜と人参の浅漬け_令和元年7月盆の精進料理お供え膳

胡瓜と人参の浅漬

〇胡瓜と人参の浅漬けの魅力と特徴

初心者ほど、意外と漬物を軽視しがちですが、和食にとって漬物は料理の形式上、また献立全体のバランスを整えるためにも欠かせない一品です。今回は初心者向け献立という趣旨ですので手軽に短時間で仕上がる基本の浅漬けをおさらいしましょう。

精進料理の心をいかすためにも、他の料理で残った胡瓜と人参の切れ端を有効利用します。普段から捨てずに取っておく癖をつけましょう。

また少量だけを漬ける場合は、胡瓜をまるごと1本そのままの形で漬けるのではなく、食べる形に切ってから漬けるのがコツです。断面積が広いため、塩気がなじみやすくすぐに漬かります。ただしその分長期保存には向きません。2日以上おいておくと漬かりすぎてしょっぱくなってしまうため、あくまでも少量を短時間で漬ける場合のレシピです。

もう一つのポイントは塩の量です。今回は胡瓜30g、人参20g合わせて50gですが、その場合塩は多くても小さじ1/2程度です。あまり多いとしょっぱすぎますのでご注意ください。

具材から出た水気が全体にいきわたり、さらに漬かりやすくなりますので分量にあった大きさのビニールで、具材が密集した状態で縛ることも大事です。大きすぎるビニールで具材や水気が分散してしまうと漬かりにくくなってしまいます。

以上の点に気を付ければ初心者でも簡単に漬物をつくることができます。これからの時期胡瓜と人参が安価になりますからぜひ少しだけ残った場合は無駄にせず浅漬けにして使い切るようにしましょう。

〇胡瓜と人参の浅漬けのレシピと調理手順

1 胡瓜30gほどを用意し、よく水で洗った後水分を完全にふき取ります。30gぴったりでなくても、残った端切れなどでかまいません。

胡瓜と人参の浅漬

2 厚さ5ミリ~1センチ弱ほどの斜め切りにします。

胡瓜と人参の浅漬

胡瓜と人参の浅漬

3 人参20gほどを半月の形に切り、厚さ3ミリほどに切ります。

胡瓜と同じく、切れ端でかまいません。

皮はついていてもかまいませんが仕上がりの見栄えを特にきれいにしたい場合は剥くとよいでしょう。また胡瓜に比べて漬かりにくいため、漬け時間を短くするためには薄く切ります。厚く切って硬めの触感を出したい場合は、半日以上漬けるようにします。

胡瓜と人参の浅漬

胡瓜と人参の浅漬

胡瓜と人参の浅漬

4 ビニール袋に入れます。分量にあった大きさのビニールを使い、隙間があまり出ないようにします。

胡瓜と人参の浅漬

5 塩小さじ1/3~1/2ほどを加え、全体によくからめるようにしてまぶし、ビニール袋を具の大きさに合わせて絞り、口をしばります。胡瓜と人参の浅漬

胡瓜と人参の浅漬

6 手でもみもみして塩をなじませるようにします。3分ほどしたらもう一度、5分したらもう一度もんで、さらに15分程おいてもう胃一度もみます。

はじめは硬かった胡瓜と人参から水分が出て柔らかくなります。

胡瓜と人参の浅漬

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7 2時間ほどで食べることができますが、できれば半日以上置いた方がより漬物らしくなります。

胡瓜と人参の浅漬

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