モッチリカリカリ精進納豆チヂミ

納豆チヂミ

納豆チヂミ

◇精進納豆チヂミの魅力と特徴

チヂミは水で溶いた小麦粉を焼いた韓国料理です。日本のお好み焼きのようなものですが、お好み焼きよりも少し薄く、もっちりした仕上がりのものが多いようです。韓国でも精進料理は盛んですが、法事の際にはチヂミがお供えものとして捧げられることもある人気家庭料理です。

お好み焼きなら、小麦粉に溶く水を多くして、固形的ではなく少し崩れぎみなほど柔らかく仕上げるのがコツです。しかしチヂミの場合は上の断面写真のように表面をカリッと焼き上げ、中はモッチリとやわらかく仕上げます。モッチリさせるために、すりおろした大和芋、あるいは長芋を加え、また小麦粉だけでなく片栗粉も使います。水分の量は仕上がりの固さの好みと、長芋の水分量によって調整して下さい。

一番のポイントは焼き加減です。一番失敗が無いのは、弱火で長時間かけて火を通す方法ですが、焦げにくいかわりに無駄に時間がかかってしまいます。そのため弱めの中火で加熱し、上面のフチのあたりが少し固まってから三十秒くらいで一度フライ返しで少しだけめくってみて、焼き面の状態を確認してみると良いでしょう。焦がしすぎて真っ黒になっては困りますが、ちょうど良い焦げ目がつく程度に香ばしく火を通します。逆側は、表を焼く時の8割くらいの時間で火が通ります。

裏返すのは、テフロンなどの特殊コートのフライパンを使えばそれほど難しくありません。片面がしっかり焼けていれば貼り付くこともなくスッと裏返すことができます。

普通の料理ならばニラを使う場合が多いですが、精進料理なのでニラは使いません。かわりに少しクセのある春菊を使いましたが、冷蔵庫に残ったほうれん草や小松菜などの葉もの野菜でも良いでしょう。

加える納豆の量は好みで加減してください。納豆自体に味があるため、特に味付けせずそのまま食べても美味しいですが、韓国風に胡麻油と酢を使ったつけダレを添えました。

◇精進納豆チヂミの調理手順とレシピ

1 小麦粉100ml、片栗粉大さじ4、すりおろした大和芋または長芋30~50g、水120mlをボールでよく混ぜます。

納豆チヂミレシピ

納豆チヂミレシピ

納豆チヂミレシピ

2 付属のダシを加えて混ぜた納豆1~2パック、ざく切りにした春菊20gを加えてよく混ぜます。

納豆チヂミレシピ

納豆チヂミレシピ

3 フライパンに油小さじ2を敷いて熱し、2を入れ、フタをして弱めの中火で片面3~5分焼きます。

納豆チヂミレシピ

納豆チヂミレシピ

納豆チヂミレシピ

4 フライ返しでひっくり返し、逆側を同様に焼きます。

納豆チヂミレシピ

5 みりん大さじ2、しょうゆ大さじ1、米酢小さじ1~2、砂糖小さじ1、胡麻油少々をよく混ぜてつけダレを作ります。

納豆チヂミレシピ

納豆チヂミ

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