キュウリとセロリの梅肉あえで食欲増進

はやいもので、もうすぐ今年も半分が終わろうとしています。
ついこの間お正月を迎えたと思っていたのに・・・。今年は前半特に忙しかったため、時間が過ぎるのも例年以上に早く感じたのかもしれません。

気がついてみれば沖縄では例年より早く、もう梅雨明けしたようです。まもなく暑い夏本番がやってきます。そろそろ当寺でもお盆の塔婆を書き始めなくては。
7月8月はご存じの通りお寺がとても忙しい時期で、8月前半などはすでに予定表がビッシリで、一日も空いた日がないくらいです。まあ、お盆なのにヒマだったらそれはそれで困りますけど。

照りつける日射しの中毎日境内の雑草と闘いつつ、法衣を着て読経に行ってくると、もう汗びっしょりのくたくたで食欲が落ち、水っぽい物ばかり好むようになりがちです。これは私だけでなく、みなさんも同じことでしょう。
しかしそこできちんとした食事を摂らないと、すぐに夏バテになってしまいます。
食欲が落ちる暑い夏こそ、きちんとした食事を摂りたいものです。

そこで本日ご紹介するのは、簡単に作れてしかも食欲が増す料理、
「キュウリとセロリの梅肉あえ」です。

メインディッシュというよりも、なにか主となる料理を支える付け合わせ的な役割が向いていると思います。
キュウリとセロリは生のままで加熱しませんから、調理時間もあまりかかりません。その上多めに作って冷蔵庫に入れておけば数日持ちますので、毎回のおかずにプラス1品加えることができます。

梅の酸味と、セロリ独特の香りが食欲を刺激します。梅肉あんを多めに作っておき、揚げ物や他の料理に流用してもよいでしょう。また、梅肉あんを白いご飯やお茶漬けにのせて食べても最高です。

なお、市販の梅干の場合は塩分の濃い梅干の方が長く保存でき、しかも比較的安価なため多く店頭に出回っていますが、何粒も食べると塩分過剰になってしまいます。夏は汗を多くかくため、ある程度の塩けは必要なのですが、他の料理でも塩を使うでしょうから、できれば梅干は多少割高でも塩分控えめのものを選ぶとよいでしょう。うす塩タイプをおすすめします。

精進料理 セロリとキュウリの梅肉あえ

○分量5人分

1 あまりしょっぱくない梅干5粒の種を取り除き、まな板の上に並べ、
とろとろの状態になるまで包丁で何度も叩き、すり鉢に移す。
2 キュウリ、セロリそれぞれ1本を良く洗い、小さめの乱切り
(または短冊切り)にする。ボールに入れて塩少々をふり、軽く混ぜて
5分ほど塩をなじませ、しんなりさせる。
3 小鍋に酒30ml、みりん15ml、薄口しょうゆ2.5mlを入れて一煮立ちさせ、
アルコール分をとばしたら熱いまま1のすり鉢に少しづつ加える。
すりこぎ棒で混ぜながら様子を見て、適度なトロトロ具合になるように
量を調節する。
※梅干の塩けや味によって、量を調節します。甘みのある梅干の場合は、
みりんをやめてその分水または昆布ダシにして下さい。
4 2のキュウリとセロリを軽く洗って塩けをおとし、水気を良く切って
3の梅肉あんであえる。
作り置きする場合は、食べる分だけあえて、残りは冷蔵庫で保存し、
食べるときにあえると水が出ない。
※具はキュウリとセロリ以外にも色々工夫してみてください。

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