揚さつまいものおみたあん

揚げさつまいものおみたあん

揚げさつまいものおみたあん

しばらく冬が旬のサツマイモレシピシリーズを続けます。野菜の価格が高騰していますが、さつまいもは比較的安定していて入手しやすい食材です。食物繊維が豊富で、加熱しても消失しにくいビタミンCも多く含み、独特の甘みがあり、加熱しやすく長期保存可能というたいへん有用な食材です。

おみたあん というのは みたらしあん を丁寧に表現した呼び方です。

みたらしあん、というのはご存じの通り砂糖としょうゆで甘じょっぱく仕上げ、とろみをつけたタレのことです。あの串に刺さった団子にからめてあるアレですね。その由来は京都下賀茂神社の御手洗祭にあります。

揚げたサツマイモを蜜でからめた大学芋よりも、ちょっと甘さを抑えて、とろみもゆるく仕上げて食べやすく仕上げたレシピです。タレを糸を引くほどの濃い目の少量に仕上げれば、大学芋、と称しても良いでしょう。

余談ですが群馬の榛名町に縁深いお寺があるのですが、道中に「おみた饅頭」というとっても美味しい饅頭屋さんがあって行くたびに爆買いしていたのですがそれはミタばあちゃんが作るのでおみた饅頭と言い、みたらしの丁寧語のおみたとは無関係です。

1 サツマイモ200gを皮ごと細切りにし、多めの水に5分ほど浸けてアクを抜きます。

2 鍋に昆布だし大さじ4、酒大さじ2、みりん大さじ1、砂糖小さじ1、しょうゆ小さじ1を煮詰めます。あれば砂糖はザラメ砂糖の方がコクが出ます。

揚げさつまいものおみたあん

3 片栗粉小さじ1を水大さじ1で溶き、沸騰した状態の2を混ぜながら少しづつ加えてとろみをつけます。

揚げさつまいものおみたあん

揚げさつまいものおみたあん

揚げさつまいものおみたあん

4 1のサツマイモの水を完全に切り、180度の油で揚げ、揚げ網に広げて1分ほど余熱が内部に伝わるのを待ったら、熱いうちに3のあんに入れて壊れないようにからめます。

揚げさつまいものおみたあん

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揚げさつまいものおみたあん

5 盛り付けたら黒胡麻少々をまぶします。

カリッと揚がったサツマイモの食感が、とろみあんの柔らかさと絶妙に合います。サツマイモの自然な甘さをしょうゆの香りが引き立て、黒胡麻の風味がアクセントとなって箸が止まらないほどの美味しさとなります。冷めても美味しいですが、できれば暖かいうちに食すると格別です。あん無しで揚げたてカリカリを食べるのもたまりません。

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