第1回曹洞禅フォトコンテストに入賞しました

曹洞宗が主催する「フォトコンテスト」が開催されることになり、作品募集中だと知ったのは4月ごろでした。

曹洞禅フォトコンテスト

今までそうした企画はなく今回初めての募集となりますが、最近曹洞宗の宗務庁(わかりやすくいえば宗派の本部組織)では時代に合わせてかなり宗派として積極的な活動を盛んに行っています。今までのように受け身の姿勢ではなく、攻めていく布教に転換しつつあることを実感しています。
そうした布教教化活動の一環なのでしょう、本部がこうしたさまざまな良い企画を打ち出して曹洞宗の教えを広めていくというのは特に時代が変わりつつある現代において、とても良い方向性だと思います。

ちなみに、他にもつい先日申し込みは締め切られてしまいましたが、お寺版婚活的な「ほほえみの集い」(10月)などが企画されています。

となればこうした企画に、できるだけ積極的に参加していくこともまたわれわれ地方寺院僧侶のつとめかな、と思いぜひフォトコンテストに応募してみようと思ったのですが、なかなか今年も忙しくてじっくり作品を撮る時間がとれず、締め切り間近になってあわただしく応募することになってしまいました。まあ地方寺院の和尚は皆さんが思っているよりかなり多忙なのです。じっくり写真の準備をしている時間が無いのはしかたないですね。
今回「A4版でプリント」した現物を送る指定となっていて、写真の場合「全紙」「半切」「四切」「六切」というような規格が主流で、A4サイズプリントというのは珍しく、プリント業者を探すのも時間がかかりました。まあ一般の方が応募しやすいように、家庭用プリンターで自家印刷できるサイズを指定したのではないかなあと思います。ただやはりコンテストに出すとなるときちんと業者さんにプリントしてもらった方が良いですし、意図する色合いを出すにはつきあいのある現像所にお願いするのが安心なのですが、A4サイズをプリントしてくれる現像所を探すのも大変でした。

その後お盆の多忙な中で応募したこと自体記憶が薄れつつある中、数日前に宗務庁から受賞の知らせが届いた際はまったく予想していなかっただけにかなり驚き、まさか入賞とは、と複雑な想いでいっぱいでした。応募総数は約1200点とのことで、素晴らしい作品ばかりの中で拙作が選ばれ申し訳ないかぎりです。
主催関係者の皆様に篤く感謝申し上げます。

第1回曹洞禅フォトコンテスト受賞

提出した作品は手作りの梅干しを作っているところ、炎天下で手間を惜しまず土用干ししているところ、そしてその大自然の恵みをうけて仕上がったありがたい梅干しをお粥にしていただいているところを撮った写真です。道元禅師の『典座教訓」に示されている宋の典座の「他は是れ吾にあらず」の故事にならって法孫が日々の修行の中で実践している姿をコンセプトにしました。募集要項としては組写真(テーマに沿って何枚かの写真でストーリーを構成する)は不可となっているため、一連の写真は別個で応募しましたが、その中の応量器で梅粥をいただいているカットが入賞いたしました。応募には自分で撮る必要があるため、写っている手は私の手でして、タイマー機能を使って自分でシャッターを押してからうつわを持ち、ピントが合うように気を付けながら何枚も撮った中の一枚です。
まあ他の方の写真とはかなりスタンスが異なるため目立ったのでしょうか、他の方の秀作を拝見するに、私の駄作などが賞の末席を汚してしまったことに恥じるばかりです。今回の入賞をありがたく拝受するとともに、奢ることなく謙虚な気持ちで今後も布教に役立つような写真が撮れるように精進を続けたいと想います。

なお審査の様子や受賞作品一覧は曹洞宗の公式ウェブサイト「曹洞禅ネット」で公開されています。

審査の様子

受賞作品一覧

 

曹洞禅フォトコンテスト

受賞作品の現物は、10月6日に東京都港区芝公園のメルパルクホールで開催される「禅を聞く会」の会場で展示されるとのこと。

平成27年 禅を聞く会

こんな機会はめったにないので、ぜひ展示の様子を見に行って写真記録したいのですが、残念ながら当日はすでに所用が入っておりいけそうもありません。どなたか親切な方、展示の様子を写真に撮ってお知らせ頂けるとありがたいです。

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3件のフィードバック

  1. むっちゃん より:

    はじめまして、いつもブログ楽しみにみています。
    曹洞宗の写真コンテストで上位入賞するなんて、すごいですね!
    でもいつもブログの写真を見て、プロレベルに上手だなあと感心していたので、順当な結果なのでしょう、おめでとうございます!!
    写真がおいしそうだと自分で作ってみたくなりますし、見本として細かい質感などがわかりやすいので良いと思います。
    今後もおいしそうな精進料理のレシピを楽しみにしています。

  2. 赤い鳥 より:

    はじめまして。僕は曹洞宗のお寺の檀家です。僕もこのコンテストに応募したのですが、ダメでした。写真にはかなりの自信があったので悔しいです。典座和尚さんの入選作品は僕は光の具合を見てどうやって撮ったかだいたいわかりますが、かなり神経使ったセッティングで撮っていますね。プロ並みの仕上がりだと思います。
    展示会場に行って入選作品実物を拝見しました。どれも素晴らしい作品で、もしまた来年度に開催されたら僕もがんばろうとファイトが湧いてきました。なお、展示の様子を写真に撮って送って差し上げようと思いましたが、作品の前に人がたくさんいて無理でした。お許し下さい。

  3. むっちゃんさん、赤い鳥さん、コメントありがとうございました。
    また赤い鳥さんは展示会場にも足を運んでくださったとのこと、どなたか展示の様子を写真に撮って送ってもらえないかなあ、という当方の願いを気に留めてくださりありがとうございました。結局、私はどうしても所用が調整できず展示会場にはいけなくて残念でした。

    お褒めの言葉に恐縮してしまいます。そんな立派な作品ではありません、お恥ずかしい限りです。
    まあ写真の技術は、書籍での連載等である意味仕事として写真を使っているのである程度のレベルがないと困るので必死ですが、プロからみたらひよっこです。

    ただ選評にもあるとおり、今回の入賞作をみると単なる写真技術の良し悪しで選ばれたのでは無く、曹洞宗主催ということで、今回のコンテストはかなり特定の視点で入選作が選ばれたように感じます。これは募集の主旨からしてそうなのだと思います。
    偉そうなことは書けませんが、もし入選を狙うなら、その意図をうまく汲み取って題材と場面を狙うとよいのではないでしょうか。まあ私の場合は賞を狙ったつもりはないので自分でいつも撮っているテーマをぶれずに貫くだけです。

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