今日は「やさいの日」~天候不順で野菜高騰

毎年、お盆が終わるまではとっても忙しいため、後回しにしてもいいような事務仕事やらちょっとした用件はお盆が済んでからまとめて取りかかるようにしています。ほとんどのお寺で同様ではないでしょうか。で、お盆期間が終わると一休みする間もなく、今度はそれらの用事をこなすことに追われる日々が続きます。
今年も例外ではなく、貯まった用事をかたづけているうちにもう8月も最終日になってしまいました。
まだやり残した用事も多いのですが・・・休む間もなく、今度はお彼岸の9月に向けて体制を調えます。

さて、今日8月31日は数字の語呂合わせで「やさいの日」です。
精進料理のメイン食材である野菜に感謝して、ありがたくいただく気持ちを再確認するのにちょうどよい日だと思います。
日頃野菜不足を感じている方も、野菜の栄養価や効能を見直し、積極的に食事にとりいれるよい機会にしてはどうでしょうか。

と、8月31日になったらブログで野菜をおすすめしようと以前から思っていたのですが、折しも天候不順で全国的に野菜の高騰が続いており、今後もしばらくは雨が続くため値段の回復は当分先になるだろうと報道されています。
天候のことですからどうしようもないのですが、一年の中でも高温でほとんどの野菜が育ちやすく、値段も安くなるこの時期にこうした天候不順が続くのは非常に困ります。

当地でもお盆明けからずっと雨続きです。
夜になると雨が降り、朝方やんだり、そのまま一日中降り続く日が続いています。
お盆前の猛暑に比べれば涼しくて(というか朝方は寒いほどです)助かるのですが、野菜の生育には良くないでしょうね。
暑すぎる日が続いたり、雨が続いたりと、もう少しちょうどよい天候が続くことを祈ります。

さてそんな中、野菜の日におすすめするレシピは「万願寺とうがらしのオーブン焼き」です。

万願寺唐辛子のオーブン焼き

万願寺とうがらしは京都府舞鶴市万願寺地域などで栽培される京野菜の一つで、まあ簡単に言うと「ドデカい獅子唐」です。
とうがらしといっても辛いわけではなく、獅子唐やピーマンに似た食感と味ですが(ごくまれにちょっと辛いものに当たる場合もあります)生で食べるとほんのりした甘味を感じます。

それほど古い品種では無いようですが、今ではブランド野菜として貴重な食材です。この時期になると青々とみのり、大自然のパワーを強く感じることができます。こうした個性の強い野菜は、あまり無理に煮て味を付けるよりも、ストレートな調理法が向いています。
今回はホイルに載せてオーブンで焼くだけ!です。これにより、余分な水分が抜けて甘味がさらに引き立ち、またちょっと焦げたところの香ばしさが食欲をそそり夏の疲れを吹き飛ばします。

万願寺唐辛子のオーブン焼

万願寺唐辛子のオーブン焼き
加熱時間はオーブンの性能によって変わりますが、今回は5本を250度で6分焼きました。
180度など低めの温度だと10分くらいかかります。低温だと、焼くというより焦げ目があまりつかずしなしなになる感じなので、高温で加熱した方が良いと思います。心配な場合は窓から焼き具合を確認し、焦げ目がついたら取り出すようにすると良いでしょう。
生でもいける食材なので、焼きすぎて焦げ焦げになるくらいなら、少し生っぽい方がまだ食べるには良いです。

オーブンがなければ、アルミホイルで包んでフライパンや焼き網に載せてガス台で加熱しても良いでしょう。
味付けは本来の風味や甘味を味わえるよう、あえて塩だけにしましたが、飽きたらポン酢やドレッシングなどをかけて「焼きびたし」にしても良いでしょう。

万願寺唐辛子のオーブン焼き

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