精進料理新刊書2冊発刊しました!

典座ネットファンの皆様に嬉しいお知らせ、新刊書が2冊、この11月末に発売されます。

  

まず1冊目は『粥百選~精進粥・中華粥とおかず100+20』(東京書籍)です。

ローカロリー、ローコストなど多くの魅力を持つおかゆはこれからの時代、今まで以上に注目されるべき調理法だと思います。
おかゆだけで丸ごと1冊の本は今までも何冊か出ていますが、今回の新刊書は自分で言うのもなんですが、はっきりいって仕上がりレベルが格段に違います。前半を精進編・後半を中華編と2部構成に分け、それぞれその分野のエキスパートが担当することで高クオリティが実現できました。

実はこの企画が始まったのが今年の7月です。言うまでもなく、7~8月はお盆シーズンでお寺がものすごく忙しい時期なので、ちょっとこの時期には無理ですよ、と延期を提案しましたが、あいにく今年の9~11月は精進料理教室や講演などの予定がすでにビッシリ詰まっていて、秋に延期しても結局は時間がとれません。
そこで熟慮した結果、覚悟を決めてなんとか8月上旬に撮影するという超強行軍での制作となりました。
いやー想い返すと本当に厳しいスケジュールで、それはもう思い出したくないほどきつかったです。

大ベストセラーとして今も増刷が続いている『永平寺の精進料理』などで写真を担当して下さった超一流の料理写真家、今清水隆宏先生と久しぶりのタッグを組むことができたこともあり、非常に満足いく仕上がりとなりました。

先日見本が届きましたが、これだけレシピ数も多く、高級感ある美しい仕上がりで、この価格設定は他の書籍と比べても非常にお買い得です。是非お買い求め下さい。

そしてもう一冊は今年の3月に発刊された朝日新聞beの人気連載、「やさい流」の単行本の続編、『もっとたっぷり!やさい流』(朝日新聞出版)です。

これまた忙しい10月末に校正作業がはじまり、『粥百選』の校正や講演などども重なり、本当に時間がない中での作業でした。内緒話ですが、火葬場から葬儀ホールに異動し、お葬式が始まるまでの1時間ちょっとの間に、お昼のお弁当も食べずに編集担当者と電話連絡で校正点をやりとりしたほどです。途中何度か葬儀スタッフが控え室に入ってきて、なんの長電話だろう?と不思議な顔をされながらもそんなのそっちのけで電話を続け、葬儀開式10分前までやりとりするほど締め切りギリギリでの仕上げでした。
おかげでこちらもカジュアルで親しみやすく、非常に良い仕上がりとなりました。

是非是非!2冊ともお手にとっていただきたいと思います。
詳しくは典座ネット内の新刊書紹介ページをご覧下さい。

『粥百選~精進粥・中華粥とおかず100+20』(東京書籍)

『もっとたっぷり!やさい流』(朝日新聞出版)

いやー、無事2冊が発刊され、ようやく一段落したと思ったら、もう年末ですね。
今年の夏から秋は、せっかくの依頼もいくつか断らなくてはいけないほどでした。有り難いことですが、能力以上に引き受けることはできませんので仕方ないです。またいずれご縁があればお願いしたいです。しばらくブログも更新が止まっていましたが、折を見てこの秋に行われた企画の紹介もしていこうと思います。

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