焼きナスのおぼろすまし汁_令和元年八月盆のお供え精進料理膳

焼き茄子のおぼろすまし汁レシピ

焼き茄子のおぼろすまし汁レシピ

○焼きナスのおぼろすまし汁の魅力と特徴

精進料理のお膳で中核となる料理のひとつが汁ものです。特におもてなしの献立となれば、昆布で丁寧にとったダシであつらえた香り高い汁もので来客をお迎えしたいものです。焼き茄子の香ばしさが、薄いしょうゆと塩だけで味付けした昆布の香りとよく合って妙味をうみ出します。またナスのえぐみは梅肉の酸味が打ち消し、また暑い中での食欲刺激効果もあります。

いよいよ今日からお盆期間、1年ぶりにわが家に帰ってきたご先祖様や亡きご家族のみたまを美味しいすまし汁でおもてなししてみてはいかがでしょうか。その手間をかけたまごころは必ず通じることでしょう。

おぼろ昆布は汁を吸ってしまうため、うつわに盛っておき、いただく間際に汁を注ぐと良いでしょう。

○焼きナスのおぼろすまし汁のレシピと調理手順

1 ナス2本の身に沿って縦向きに4本ほど、外皮だけを切るくらいに皮に切れ目を入れます。これは焼いた後皮をむきやすくするためです。

焼き茄子のおぼろすまし汁レシピ

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2 ナスを250度のオーブンで15~20分くらい熱して焼き茄子にします。温度が低い場合はその分長く熱して皮が焦げる程度に調整します。

焼き茄子のおぼろすまし汁レシピ

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3 このくらい皮が焼けたらオーブンから出し、氷水に放って急冷させ、皮が冷えて触れるようになったら身が冷えないうちにすぐに皮をむきます。 焼き茄子のおぼろすまし汁レシピ

こんな感じで焦げた皮をむきます。

焼き茄子のおぼろすまし汁レシピ

4 ウメボシ5~6粒の種を取り除き、身の部分を包丁で何度も叩いてなめらかになるまでつぶし、梅肉を作ります。

焼き茄子のおぼろすまし汁レシピ

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5 鍋に昆布ダシ400mlを注ぎ、酒大さじ3、みりん大さじ1、しょうゆ小さじ2、あら塩小さじ1/4程度を加えて加熱します。味を見て、物足りなければ塩を足しますが梅の塩分もあるので少し薄いくらいにしておくと良いでしょう。

焼き茄子のおぼろすまし汁レシピ

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6 おぼろ昆布適量を用意し、うつわに3のナスを載せて上に4の梅肉をのせ、おぼろ昆布を添えます。

焼き茄子のおぼろすまし汁レシピ

これが注いでいない状態です。おぼろ昆布と逆側(写真だと上側)からすまし汁を注ぐと良いでしょう。

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7 頂く際に5のすまし汁を注ぎます。

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