冬至にカボチャのいとこ煮をどうぞ 3

 今日が冬至です。冬至らしく当地は非常に寒いです。これからどんどん朝の本堂がつらくなっていきます。

さて、昨日紹介した「カボチャのいとこ煮」ですが、今日は別バージョンをご紹介します。

昨日の写真を見ればわかるように、昔ながらの煮物調理法で、田舎風の味付けです。こうした献立や習慣こそ、「食育」が叫ばれる今の時代に見直さなければいけないと思うのですが、この献立を実際に食卓に出した場合、ある程度の年代以上の方は「お、今日はなんだか懐かしいね」と故郷のノスタルジーにひたることができ、けっこう喜ばれると思うのですが、残念ながらお子さんや若い世代の方はあまり喜ばないと思います。濃い味のハンバーグとか餃子とかに慣れた舌には、煮物ではなかなかご飯のおかずにならないのです。

そこで視点を変えて、同じ材料でこんな風にアレンジしてみました。

 
冬至にカボチャのいとこ煮をどうぞ 3

1 カボチャ300gの種と皮をとりのぞき、3?くらいの乱切りにする。

2 鍋に1を入れて多めの水で煮ます。沸騰したら中火に落とす。

3 串がスッととおるくらい柔らかく煮たら、煮汁を捨ててカボチャを

ボールに移し、熱いうちにマッシャーでつぶす。

4 つぶしたカボチャに、塩少々と片栗粉10mlを加えてよく混ぜ、

こねて団子型またはコロッケ型、円柱型などに調える。

5 小麦粉をまぶして低めの油でサッと揚げる。

6 あずき50ccを水にひたして一晩おいてもどす。小鍋にあずきを入れ、

水100cc、酒30cc、みりん30cc、砂糖5ml、しょう油5mlを加えて

弱火で15分くらい煮る。あずきが柔らかくなったら強火にし、片栗粉

5mlを水30ccで溶いて少しづつ加えてとろみをつける。

7 盛りつけた5に6のあずきたれをかける。

※揚げる時のコツは、カボチャはすでに火が通っているためまわりの衣が揚がったらすぐに引き上げます。衣は、今回はカボチャの色がわかりやすいように小麦粉にしましたが天ぷら粉でもフライ粉でもかまいません。

こうやって調理すれば、お子さんや若い人も違和感なくパクッと食べてくれます。食べてくれなければはじまりませんので、そこは調理人の工夫次第です。そして「この料理は、もともとはね・・・」という具合に冬至のいとこ煮についてお話していただければ、それこそ食育なのです。

道元禅師は『典座教訓』の冒頭で、「須く道心を運らして時に随って改変し、大衆をして受用安楽ならしむべし」と説かれました。(解説はこちら) つまり、典座たるもの、相手が心地よく食べることができるように調理の工夫をおこなうべし、ということです。なんでもかんでも相手に合わせておもねる必要はありませんが、日本の伝統文化であるいとこ煮を伝えていく第一ステップとして、こんな調理法も良いと思うのです。だんだんに煮物にも慣れてもらえば。煮物はちょっと・・・という方にもお薦めな本日の調理法、「カボチャ揚げのあずきあんかけ」 ぜひお試し頂き、冬至を迎えてこれから寒くなる季節をカボチャの栄養で乗り切ってください。

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