◇精進納豆ソバパスタの魅力と特徴
納豆とソバは相性が良い食材です。ふつうのお蕎麦に、納豆を載せて食べても美味しくいただけますが、今回は少し工夫してパスタを試してみました。ソバの少しヌメッとした食感と枯れた風味が納豆ととてもよく合います。そして同じくヌメリ気がある長芋とえのきを加えた和風のソバパスタです。
ソバを油で炒めることはあまりしませんが、意外とよくなじみます。オリーブオイルでも良いですが、ソバの場合普通のサラダ油や大豆油など和の素材から作った油の方が良いように感じます。
ゆでたあとさらに炒めて加熱するため、あまり柔らかくゆでない固めの状態の方が良いです。干しソバのゆで時間は製品によって異なりますが、指定時間の8割くらいのゆで時間にとどめて少し堅めにゆであげます。あるいは食べ残して固くなった前日のソバをリサイクル利用しても良いでしょう。
フライパンの中で具とソバを混ぜる際、あまり何度もかき混ぜすぎるとでんぷん質がとけて麺がボロボロになってしまうため、煮汁を多めに加え、トングを使ってサッと混ぜるようにします。味が薄く感じる方はエノキを炒める際のしょうゆの量を増やして下さい。
◇精進納豆ソバパスタの調理手順とレシピ
1 えのき70gほどを3~5センチほどの長さに切ります。
2 長芋70gの皮をむき、棒状に切ります。
3 貝割大根10gを食べやすい長さに切り、よく洗います。
4 干しソバ150gを固めにゆでます。
5 ゆであがるまでの間にフライパンに油小さじⅠを敷いて加熱し、1のえのきを炒め、酒大さじ1,しょうゆ大さじ1と1/2ほどを加えて火を通しておきます。
6 かためにゆであがったソバを、鍋から3のフライパンに移します。ソバをザルにまけてからフライパンに移す場合は大さじ3~5程度のゆで汁を加えます。
7 フライパンの底に固まったえのきと油分をソバと混ぜます。トングを使うとつかみやすいでしょう。中火で1分強加熱したら火を止めます。
8 火を止めたら付属のダシを加えてよく混ぜた納豆2パック、2の長芋と3の貝割れを加え、余熱で全体を軽く混ぜます。