今日から七月盆 略式の飾りならまだ間に合います

お盆の準備 飾り付け

◇今日から七月盆

迎火を焚いて故人の霊をお迎えし、この世に戻ってきたご先祖さまや親しき方々のみたまをおもてなし致しましょう。今こうして毎日生きていける命の重みをあらためて考え直し、亡き尊き方々への感謝の想いを形に表しましょう。

都市部では地方のように本格的なお盆の準備をするのが難しい場合も多いでしょう。その場合は、上の写真のように、お仏壇の前に盆ゴザを敷いて、ナスとキュウリで牛と馬を用意し、水の子だけをお供えする略式でのお盆飾りをお薦めします。はじめから本格的なお盆飾りは無理だから、とあきらめてしまうのではなく、できる範囲でまごころを形に表せば良いと思うのです。この略式なら、ほんの30分で用意することができます。

一年に一度しかないお盆です。是非とも、供養のお気持ちを届けていただきたいと思います。

○キュウリの馬とナスの牛

楊枝やマッチ棒を四カ所に刺して手足にします。キュウリが馬で、ナスが牛です。そのため、キュウリにはしっぽをつけます。

ご先祖さまが家にやってくる際は、少しでも早く来て欲しいので足の速いキュウリの馬に乗り、お盆が終わってあの世に帰る時には、なるべくゆっくり帰って 欲しいので、足が遅いナスの牛に乗って・・・という、私たちのご先祖さまが考え出したやさしい気持ちがこめられた作法です。

なんでも理屈で考えてしまいがちなせせこましい現代だからこそ、こうした心暖まるほのぼのとした作法を守っていきたいものです。牛と馬に見えるような形のキュウリとナスをあれこれ選ぶのも楽しいものですよ。

お盆の馬と牛 みずのこ

○すべてのみたまに捧げる水の子

そしてお盆のお供えに欠かせないのが「水の子(みずのこ)」です。
お米少量を軽く研ぎ、ナス、人参、キュウリなどをサイコロ切にしてお米に混ぜ、水気を含ませてうつわに盛ります。

お盆の飾り みずのこ
ハスの葉を下に敷くと良いのですが、なかなかハスの葉は入手できないので、フキの葉や里芋の葉など似た感じの葉で代用します。最近は樹脂製のハスの葉に似せた敷物が販売されているのでそれを利用しても良いでしょう。
混ぜる野菜はこの3点に限りません。とうもろこしの粒などを混ぜても良いです。ナスは、色が変わりやすいので、少なめにするとキレイです。

水の子をお供えする理由はいろいろな説がありますが、要するにたくさんのご先祖さまをお迎えするわけですから、皆さんに行き渡るように、そして誰も供養してくれない無縁の仏や地獄で苦しむ餓鬼にまで、全てのみたまに区別なく行き渡らせるために、こうしたたくさんのお米や野菜の粒をお供えするのだと理解すれば良いでしょう。

自分がこの世に生を受けたのは、お父さんとお母さんのおかげです。お父さんとお母さんには、そのまたお父さんとお母さんがそれぞれいますから、2代前に は4人のおじいちゃんおばあちゃんがいるわけです。同じように10代さかのぼると、1024人のご先祖さまがいて、20代さかのぼると100万人のご先祖 さまがおられるのです。

お盆は、そうした数多くのご先祖さまに感謝する期間でもあります。ご先祖さまあってこその自分であることと、長い歴史の中で受け継がれてきたいのちの重みと大切さをあらためて再認識してみましょう。

自分の家のご先祖さまだけで良いという狭い心ではなく、すべての亡き人に捧げるという布施のこころを忘れず、みなさんそれぞれに公平に行き渡るように・・・という優しい気持ちがこめられているのです

そのほかきれいなお水をお供えし、お盆期間中は毎日朝晩に取り替えてください。

その他、お茶・お花・ぼんぼり・灯籠・お供えもの・果物・お菓子・だんごなどを適宜お供えします。

皆様がよき今年のお盆をお過ごしになることを祈っております。

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