黄柚子の皮を蜂蜜で漬け込むと、とても美味しい保存食ができあがります。作り方はとっても簡単なので初冬の柚子が出回る時期に柚子が安価で入手できたらまとめて作っておくとよいでしょう。
1 柚子の皮をリンゴをむくような感じでむきます。皮の裏の白い部分が少々ついていても大丈夫です。まあ見栄えを重視するならうまく削り落とした方が良いですが、その分かさは減ってしまいます。
ピーラーでむいても良いのですが、リンゴの皮のようにむいた方が、その後細く切るのが楽です。
2 長く剝いた皮を重ねてザクザクと刻みます。
3 清潔な容器に移し、ひたひたになるまで蜂蜜を注ぎます。皮がふわっと入っていると蜂蜜が余分に必要になってしまうため、少しギュッと押し込むようにして蜂蜜を最低限だけ使う方がコスト的には良いでしょう。少量ならば消毒したタッパでもかまいません。
あまり細かい分量は不要なレシピで、むいた柚子皮の量に応じて、浸かるだけの蜂蜜をそそぐだけの簡単レシピです。
4 冷暗所で保管し、5日~1週間ほどで漬け上がります。
蜂蜜に浸かっていない部分があるとカビやすいので、1日おきくらいに確認して軽く混ぜてあげると良いでしょう。
皮をむいた柚子は、目の細かい排水口ネットなどに入れてお風呂に浮かべ、ゆず湯として使うと良いでしょう。皮を完全にむいてしまうとゆず湯の風味も薄れてしまうのでお風呂を楽しみにするなら少し残してむくとよいでしょう。この時期のゆず湯は最高の癒しですね。
蜂蜜の代わりに砂糖漬けにすることもできますが、コストは高くなりますが健康面を考えると蜂蜜漬けをお勧めします。冷蔵庫で少なくても1ヶ月、冷凍しておけば半年は保ちます。
料理の添え物として使うのもよし、このまま食べても喉に優しく、またお湯で溶いて飲んでも柚子の風味が広がってとても美味です。
焼いたトーストに、ジャム代わりに載せても美味しくいただけます。
今回はせっかくの精進料理レシピなのでパンではなくフライ粉で揚げた高野豆腐に載せてトーストを模してみました。サクサクした食感に甘い柚子蜂蜜がピッタリです。