全国第2位、群馬の梅

先日、県内のとある幼稚園に招かれ、園児と保護者さんたちの前で食育の講演をさせていただきました。対象は2~6歳児と保護者。依頼を受けた時には、さすがに2歳児相手では難しいだろうと強い不安を感じましたが、それもまた修行だと思い1ヶ月かけてあれこれ試行錯誤を繰り返した結果、なんとか2歳児にも飽きさせず話を聞いてもらえるように人形劇スタイルを取ることに。

この幼稚園は曹洞宗寺院の境内にあるため、日頃から禅の教えを教育に採りいれているとのことで、たとえば食事の前には「五観の偈」を必ず唱えるのだそうです。
小さい子もすべて暗唱しており正直言って驚きました。ちなみに般若心経もほとんどの園児が暗唱しているとか。マイッタ!

そんなことで園からの依頼によりテーマは「五観の偈のこころ」。
はじめの25分は子供向けに、続く35分は保護者向けに、計1時間のお話。
心配していた園児も最後まで楽しそうに話を聞いてくれました。途中、飽きて続行不能になった場合は、2~3歳児だけ先に退場させる計画でしたが、なんとか2歳児も最後まで楽しんでくれました。
自分の良き修行になりました。
幼稚園の先生方および参加者のみなさま、ご協力大変ありがとうございました。

このあたりは「湖とくだものの里」と呼ばれ、素晴らしい景観とともに四季折々の果実を楽しむことができる、群馬の中でも指折りの景勝地です。特に「北関東一の梅園」と呼ばれる梅林がお寺のすぐ近くにあり、春には見渡す限りの梅の花が咲き誇る絶景が広がります。
せっかく来たので講演後、梅園に立ち寄ることにしました。


ちょうど青梅の収穫の時期です。たわわに実った梅の木があちこちに並んでいます。


熟し始めて赤く色づいてきた梅。周囲にフルーティな香りが満ちています。


見渡す限り一面の梅林。中央の丘の上には展望台があり、春には眼下に梅の花が一面に広がり、まるで極楽のように壮観な光景が楽しめるそうです。


まずはお寺で教えてもらった「はるなふれあいの郷」をぶらぶら物色。地元の名産品やお土産のほかに、漬けあがったできあがりの梅干しもたくさん販売されていました。私の狙いは入り口に売っていた「赤しそ」。梅干しに色をつけるためにはしその葉が欠かせません。


梅の産地ならではのとりたてのしその葉。うちの地元だともうすこし遅い時期でないと店頭に出ないのですがここには朝取りのパリッとしたきれいなしそが山ほど売っていました。
私は例年葉の表裏両面とも赤いしそを使っていますが、ここでは葉の裏側が緑っぽい色のしそも売っていました。聞いてみると、この品種は比較的新しいもので、この方が鮮やかな赤色が出て地元では人気なのだとか。
せっかくなので今年はこれを使うことにし、車に積めるだけ購入。山ほど買っても千数百円。

あと1時間くらいすると近くの農協の集荷所で生梅の集荷がはじまるとの情報を得て農協へ。
お店からはほんの3分くらいの場所ですが、道が違っていたようで行き止まりに。
しかしその行き止まりで梅の農家が作業小屋の中で選別作業をしていました。道を聞くついでに農家の方に梅について榛名ならではの漬け方のコツなど、いろいろ話を聞くことができました。


農家の方と話をしているうちに集荷時間になったようで、農協前の広場には梅の入ったコンテナを山積みにしたトラックが続々と到着し、大勢のスタッフが梅を荷台から降ろしていました。
ものすごい数に驚きます。


まだ稼働していませんでしたが、集められた梅は、この選別場の機械を通ったのちに箱詰めされるそうです。


屋外にあった小型の選別機。奥の側から梅を転がすと、大きさが違う穴の開いたローラーに梅が落ちることで迅速に梅を大きさ別に分けることができます。


よく見るとローラーの穴が違うことがわかります。これで規格3LとかMとかサイズ別に分けるのです。


直売所も併設され、発送もしてくれるようです。開店時間になるとすぐに購入希望者の行列ができ、係の方はとても忙しそうでした。この日は熟した小梅が旬だったため、列に並んだ購入者はほとんど小梅を希望。用意していたコンテナの中の小梅が売り切れたため、やむをえず集荷したての選別前の小梅を売ってくれるとのこと。
なんたるラッキー。未選別なので少々いたんだものや異物が混じっている可能性があるとのことでしたが、採りたての方が良いので迷わず同意しました。


直売所では箱売りもしてくれます。スーパーで買うよりは確かに安いですし、なによりも新鮮なものを購入できるのがメリット。


「白加賀」という品種の3Lサイズ。まだ熟する時期ではないので青いままのものも混じっています。青いものは梅干しではなく梅酒や梅漬けに使います。


こちらは「織姫」Mサイズ。特別に分けてもらった採りたてのもの。黄色く熟しているので梅干しに最適です。 一口サイズの小梅。こういう小さいサイズで熟したものは店頭ではなかなか買えません。購入者の列が途切れるのを待ち、漬け方のコツなどもしっかり聞いてきました。

群馬県は全国二位の梅の生産量を誇ります。講演のかえりに、本場榛名の梅市場を見学できたことは大きな財産になりました。
漬け込みのようすはまた後日。

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