
3月上旬、県内某曹洞宗寺院にて法話をつとめました。
このお寺では、一年に一度大勢のお檀家さんが集まって、諸願成就を祈願する大般若法要が行われます。せっかく多くのお檀家さんが集まる機会なので、曹洞宗の教えをより深く理解していただき、明日からまたがんばろうという気力が湧いてくるような法話を聞いてもらうのです。
その寺の住職自身は、受付やら法要の導師の準備やらお弁当が届いたり急な欠席の電話がきたりと、てんやわんやの忙しさなので、こうした大きな法要の際は住職自らが法話をすることは難しく、別の寺の和尚に法話を依頼する場合がほとんどです。
今回依頼されたお寺は、修行道場で役寮(修行僧の指導役)を務めておられる高僧です。本堂や庫裡もまだ十年ほどまえに新築されたばかりの素晴らしい伽藍でした。いつも通り少し早めに到着して控室で待っていると、あらら停電!建物の電気が全て消えてしまいました。まあでも通常ならばすぐに復旧するはずが、まったく回復の見込みはありません。ブレーカーも落ちていないし、いろいろチェックしてもダメ。しかし近隣の住宅は通電しているようなので地域停電ではなさそう。業者さんに連絡し、来てもらうことになりましたがもう説法が始まる時間になってしまいました。
まあでもこういうトラブルに慌てているようでは禅僧の名折れです。雨が降り、真っ暗な本堂で、マイクもなくろうそくの明かりだけで法話を始めました。大昔はまあこんな感じだったのでしょうし、たまにはこういう真っ暗な中での法話もいいものですね。
今回、配布したプリントの資料を見てもらいながらお話しを進める予定でしたが、雨で停電、この暗さでは高齢のお檀家さんにはプリントの文字、特に仏教用語にふってあるルビの小さな文字が読めないだろうと思い、急遽お話しの内容をまるっきり変更し、別のお話をすしました。ですからこの写真をみてわかるように、本当に真っ暗です。カメラのストロボをつけてもこの暗さの中でした。お袈裟は茶色なのですが黒にしか見えませんね。私は声はでかいですからマイクはなくてもなんとかなりますが、やはりある程度の明るさは大事だということがよくわかりました。

50分の持ち時間のうち、半分くらいで電気が復旧しました。この写真の明るさの違い、やはり電気のありがたさにあらためて気が付きました。そこでさらに内容を修正し、明るくなりプリントが読めるようになったので資料の半分だけ、お話ししました。あとの半分は、まあこうして停電になってしまったのもご縁と言うことで、また次回お招きいただいたら続きをお話ししますということに致しました。
こういうトラブルは珍しいですが、ともかく法要の前に電気が復旧して良かったです。原因は屋外の引き込み盤付近だったようで・・・それはまあプロじゃないとわからない部分ですね。予想外の事態でしたが、良い経験を積むことができました。法話もまあなんとかうまくまとめることができたと思います。お世話になりまして大変ありがとうございました。
御法話の御依頼は随時受付中です。ご縁をお待ちしております。


コメント
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