梅を赤しそで上品に染めあげる

昨日もみ出した赤しそを使って梅干しの色つけをします。


今年はまだ梅雨もあけていないので土用干しは当分先になるため、あまり長く待つともんだしそがカビてしまう恐れがあるのです。それと中途半端な期間赤しそを入れても土用干しまでに色がなじまないので入れない方が良いのですが、2~3週間あるなら入れて色を付けた方が良いと思います。

高僧からいただいた上等な梅の壺に入れます。

しそを入れて10分後には梅酢がきれいな赤色に染まってきます。
ちなみにしそを入れずにそのままの黄色に仕上げるのを「関東漬け」と呼ぶ場合もあります。
しそ無しの素のままの色の梅干しも充分おいしいのですが、やはりきれいな赤色は目でも食欲を刺激しますし、また着色料ではなく手間をかけたしそを使うことで香りや風味が格段によくなります。

写真では表面だけにしそが見えますが、意外とこの赤色は下の方まで自然に混ざるわけではないので、表面だけに載せたのではしたまでまんべんなく色が染みない場合があります。そこで梅の坪の下部、中段、表面と3階層くらいに分けてしそを入れるようにすると良いでしょう。
しその量によって赤味の濃さが調整できます。

この赤い色に2~3週間漬けることで梅の芯の方まで色が染まっていきます。

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