きょうは野菜の日 とうもろこしと枝豆のサクサクかき揚げ

本日、8月31日は「野菜の日」です。

ご存じでしたか?かなり詳しいカレンダーでないと記載されていないため、知らない方も多いのではないでしょうか。1983年(昭和58年)に、全国青果物商業協同組合連合会など9団体が提唱し、野菜の良さをもっと多くの方々に知ってもらいたい、という願いをこめて制定されました。
なぜ今日が野菜の日かというと、「8/31」が「や・さ・い」と読めるからで、要するに語呂合わせです。覚えやすくて良いですね。

制定されたおよそ25年前には、まだまだ野菜に対する興味関心が薄かったといわれています。ところがここ数年健康ブームが急激に高まり、かつてないほど野菜に注目が集まっています。地元特産の野菜が脚光を浴び、今まではあまり知られていなかったニューフェイス野菜も続々と市民権を得ています。書店で発売されているレシピ本の数割は、健康を前面に出した野菜主体のものが目立ちます。精進料理の道を歩む私にとっても、野菜の人気が高まることは嬉しい限りです。
野菜の日の知名度も、野菜人気同様にもっともっと上がって欲しいと思います。

夏野菜
↑寺の畑や、近所の方からいただいたまさに今が旬の夏野菜たち。
お日様の光をたっぷり浴びて、栄養たっぷりに育ちました。

さて、8月も今日でもう終わり、その上台風の影響か気温が低い日が続いていますが、まだまだもうしばらく残暑が続くという予報です。もう少し夏が旬の野菜を使ったレシピを紹介したいと思います。

今回は「とうもろこしと枝豆のかき揚げ」です。
どちらも今がまさに旬の食材で、年間を通して一番味が良く、またお手頃な値段で出回る時期です。
まさに夏のイメージの野菜ですね。
枝豆は塩でゆでて、パクパクと口に運び、そしてとうもろこしは蒸し器でふかし、芯をクルクル回しながらガブリガブリと実に噛みつくのが最高の食べ方だと思います。
みなさんもそうした食べ方をなさるでしょ?

精進料理というと何でもかんでも手間をかけなくてはいけない、と誤解している方もおられますが、そうではなく、食材自体が最高に美味しい状態ならば、なるべくシンプルな調理法を選ぶのも精進料理です。
せっかくそのままで美味しい食材を、やたらに手をかけすぎてかえって食材の持ち味を損なってしまっては本末転倒なのです。
枝豆やとうもろこしのように、時には手間をかけないこともあるということなのです。

ただし、「なるほど、シンプルな料理法が最高なわけね」と単純に理解してはいけません。
すなわち、どんなに美味しい食材と料理法でも、それがずっと続くと、どうしてもマンネリ化して飽きてしまうのです。ここが難しいところなのです。
いくら夏の枝豆が美味しくても、毎日塩ゆでして出したのではやがて喜ばれなくなってしまいます。そういうときにこそ、ひと手間かけた調理法のバリエーションが大切になってくるのです。

食べる人が飽きずにおいしく口に運ぶことができるように、うまく空気を読み、シンプルな料理法とひと手間かけた料理法を組み合わせることが大切なのです。
「また枝豆か、飽きた」などと感じさせては、食材がかわいそうです。せっかくの食材を、おいしく食べてもらえるように、飽きたなどといわせないように料理人が工夫することこそ、精進料理の教えなのです。

2種類のツブツブ野菜を混ぜてかき揚げにしたこの料理、ぜひ揚げたてのアツアツを召し上がってみてください。まわりはサックリしたころもに包まれ、とうもろこしの甘さと枝豆のシャキッとした食感が最高の組み合わせです。きっとやみつきになるおいしさですよ。

特に味をつけなくても十分おいしいのですが、ご飯のおかずとして食べる場合には、ポン酢や大根おろしなどのつゆ系を添えると良いでしょう。
今回は、おなじく旬の大葉(青しその葉)を細切りにして大根おろしに加え、塩で味を調えた大葉おろしを添えてみました。

とうもろこしと枝豆のかきあげ

1 蒸したとうもろこしを指でこそいで粒を芯から取り外す。

2 枝豆を塩ゆでして、からの中から粒を取り出し、サッとゆすいで薄皮を取り除く。

3 天ぷら粉を同量よりやや少ない水で濃いめに溶く。塩少々を加える。
1と2をよく混ぜて3に加える。

4 油を鍋で180度に熱し、3を大きめのスプーンですくい、油に入れる。
そのまますぐにスプーンから油の中に落とすのではなく、スプーンの上に載せたまま
油の中にスプーンの先を入れ、5~10秒ほどしてからスプーンから離すようにする。
つまりある程度油の中で固めてから離すようにする。そうしないと、バラバラになりやすい。

5 大根をすりおろす。
大葉を細切りにし、水に2分ほど漬けてからおろしと混ぜ、塩少々を加えて味を調える。

さて、先日もご紹介した、8月と9月の毎週土曜日に、朝日新聞be「元気のレシピ」で精進料理レシピを連載しています。先日掲載された「豆腐の野菜カレー」が非常に好評で、反響も大きかったとか。多くの方に目を通していただき、御意見御感想を頂戴できるのは本当に嬉しいことです。反響・人気が高ければ、次回もまた連載の機会をいただけると思いますので。
是非とも、今月あと4回、お目通しいただき、御感想を編集部に(ハガキなどで)お届けいただけえれば幸いです。 よろしくお願いいたします。

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