低カロリー低コストのコンニャクカルパッチョ!

コンニャクカルパッチョ

コンニャクカルパッチョ

◇こんにゃくカルパッチョの魅力と特徴

カルパッチョはもともと生の牛ヒレ肉を薄切りにし、ソースをかけたイタリア料理です。イタリアの画家、ヴィットーレ・カルパッチョが好んでいたとか、生誕誕500年イベントで画風である赤と白の対比を料理で表したことから名付けられたなどの説があります。

そして日本で魚を素材にしたカルパッチョが創作されたと言われます。お刺身になじみ深い日本ならではの工夫ですね。魚に合うようにソースも日本で色々と改良され、魚を使ったカルパッチョは本家イタリアにも逆輸入されて今では世界的に定着しました。オリジナルの牛肉よりも、カルパッチョと言えば魚、と思っている人の方が多いのではないでしょうか。日本人の素晴らしいアレンジ精神に脱帽です。

そして私はカルパッチョをこんにゃくを使って精進料理にアレンジしてみました。

コンニャクは低カロリーで安価、常温保存もできる非常に優れた食材です。そしてこんにゃくといえば群馬県!というほどなじみ深い食材でもあります。

カルパッチョに使うなら、市販の刺身コンニャクを利用すると手軽でしょう。刺身コンニャクはアクが出ないように精製したコンニャク粉を使っているためゆでる必要がありません。水分を増やして柔らかい食感に仕上げ、さらにすぐ使えるように薄く切られています。ソースをかけるだけでおいしい精進カルパッチョができあがります。

しかし今回はあえてふつうのこんにゃくを使った場合の調理例を示しました。アクを抜くためにゆで、それを氷水で締めることで市販の刺身コンニャクよりも身がしっかりしたプルプル食感のカルパッチョを楽しむことができます。

かけるソースはイタリアにちなんでオリーブオイルに米酢で酸味を加え、胡椒でアクセントをつけました。面倒な方は市販のドレッシングを利用しても良いでしょう。

◇こんにゃくカルパッチョの調理手順とレシピ

1 海藻サラダミックス5gほどを水に浸けて戻します。製品によっては、いつまでも浸けておくとドロドロ状態になってしまうものもあるため頃合いを見て水を切るとよいでしょう。

コンニャクカルパッチョ

2 白こんにゃく200g(1パック)をなるべく薄く切ります。
通常野菜を切る時は包丁を上から下に動かす場合が多いと思いますが、お刺身を切る時の包丁の動作のように、包丁を前にスッと押すか、後ろに引く感じで動かすと薄く切りやすいでしょう。

コンニャクカルパッチョ

3 お湯で2分ほどゆでます。

コンニャクカルパッチョ

4 ザルにあげ、水で注いで冷やした後に氷水に5分ほど浸けて締めます。

コンニャクカルパッチョ

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5 オリーブオイル大さじ1に米酢大さじ1、しょうゆ小さじ1,胡椒少々を泡立て器でよく混ぜ、味を見て物足りなければ塩少々を加えます。

コンニャクカルパッチョ

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6 良く水を切った海藻サラダとこんにゃくを盛り付け、5を注ぎます。

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