生キクラゲとふきの味噌汁_平成30年春彼岸のお供え精進料理膳

ふきと生キクラゲの味噌汁

ふきと生キクラゲの味噌汁

◇生キクラゲとふきの味噌汁の概要と魅力

生キクラゲは非常に珍しい貴重な食材ですが、近年は工場での栽培加工技術が進み、店頭でもよく見かけるようになりました。コリコリした独特の食感と、存在感ある見栄え、そしてビタミンDなど身体に良い成分がたくさん含まれている健康食材です。購入する際はなるべく日付が新しい物を買い、冷蔵保存します。食感が魅力の食材のため、肉厚のものを選ぶと良いでしょう。

乾しキクラゲと違い、生キクラゲの場合は必ず加熱してから食べるようにします。ただし、あまり長く火を通してしまうとせっかくの食感と風味が損なわれてしまうため、余熱も考慮して30秒~1分程度に留めておきます。

生キクラゲのコリコリした食感と、旬のふきの大地の風味豊かな柔らかさが、味噌の香りとともに楽しめる味噌汁です。具だくさんに仕上げて下さい。

◇生キクラゲとふきの味噌汁の調理手順とレシピ

下処理したふき100gを食べやすい長さと形に切ります。

ふきの下処理についてはこちらの過去記事をご参照下さい

長さ3~4センチくらいに切り、太い部分は縦半分か縦1/4に切る方法と、

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斜めハス切りに薄く切る方法があります。上の方はしっかりした食感となりますが、逆に堅いふきの場合はハス切りで薄くした方が良いでしょう。

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2 生キクラゲ50g程度を一口大に切ります。

内側はちょっとグロい??外観ですがこれこそ自然の造形美だと思います。広げると野球のグローブくらいの、干しキクラゲでは予想できないほどの大きさです。

ふきと生キクラゲの味噌汁

外側はツルッとした堅い感じです。汚れている場合は、サッと水ですすぎます。白い粉のようなつぶつぶがついている場合もありますが、これはカビではなくキクラゲの胞子です。あまりしっかり洗ってしまうと風味が薄れてしまうので、古くなければ軽くゆすぐ程度にしておきます。

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ザックリ刻んで一口大にしますが、それほど堅くないですし火も通しますのであまり小さく切ってしまってはもったいないため、ある程度ザックリ大きめに切ります。

3 アクセントをつけるため、麩を加えます。どんな麩でもかまいませんが、今回は「渦巻き麩(うずまき麩)」を使いました。庄内麩を細幅に切って、ぐるっと丸めた状態で乾燥させてあります。

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4 昆布だし400mlを鍋に入れ、1の下処理したふきと2のキクラゲを加えて加熱します。沸騰して30秒ほどしたら火を弱め、味噌大さじ1程度を加えて味を調え、火を止めたら麩を加えます。

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