撮り貯めた精進料理写真を整理しました 

 永平寺東京別院の典座を退任してから、連日忙しい日が続いておりました。

 今まで留守にしていた分、自分のお寺の用事もたまっておりましたし、その他精進料理に関係する取材や連載記事、精進料理教室や講演などの対応に追われ、なかなか落ち着ける日もないままあっという間に時間が過ぎました。

 また、退任後、寺の片隅に狭いながらも精進料理の研究のための台所を作ったり、事務を行うための部屋(3畳なのでイスとパソコン机、本棚だけでいっぱいですが気に入っております)を設けたため、工事の間パソコンをあっちに移動したりこっちに戻したりと、空間的にもゴタゴタが続き、そのためブログも半年くらい更新できなかったのですが、ここのところようやく落ち着いて事務ができるようになりました。

 先日、3年間続いていた健康関連誌への連載が一区切りついたことで、精神的にも一休みできる気になったように思います。
 その連載は、毎号編集部がじゃあ次は大根ね、という感じでお題となる食材を決め、私が大根を使った精進料理を6~7品調理し、自分で撮影して、レシピと本文原稿を書いて写真データとともに編集部に送る、というスタイルで続けていました。
 本文は、大根の栄養分とか調理法の注意点とか歴史など、食材の概要をまず紹介し、後半で仏教的に展開して、精進料理の教えや心を説いてまとめる、という形でした。
 自分の中でも、とても勉強になった連載でした。

 その連載が終わり、立派な事務室?もできたので、今月に入ってから、空いた時間を見つけて今まで撮り貯めた精進料理関係の写真を整理しはじめました。

 正直いって、今まで忙しさにかまけ、撮影したデジタル写真をそのたびにパソコンのハードディスクに適当に保存していたので、どこに何が納めてあるか自分自身でもわからなくなってきてしまい、先日ある編集部から「すり鉢」と「典座教訓」の写真ないですか、と言われ探したものの結局みつからなかったことがありました。

 ハードディスク
 (↑段々と増えていったデータ保存用の外付ハードディスク)

 それもそのはず、別院典座に就任する前・在職中・退任後と、そのたびに違う外付けハードディスクにデータを保存しており、それをバックアップするためのハードディスクも増え、その上撮影した日付で保存していたため、ものすごい量のフォルダができてしまっていたのです。

 幸いにも今月は法事の依頼が少なかったので、机に向かう時間が比較的多く取れましたが、整理だけで1週間もかかってしまいました。やはり日頃の整理整頓が重要だなあ、と痛感しました。現実の整理整頓は得意なんですが・・・。
 
 たとえば事務室の場合、ちゃんと収納するための棚や引き出しを用意して、まずどこに何をしまう、と決めないと整理整頓はうまくいきません。机の上に本が山積みにされ、ハサミやホッチキスがうもれていたのでは作業効率も悪くなります。
 パソコンのデータもそれと同じで、まずフォルダを上手にツリー化(階層化)して、どこに何のデータをしまうかを決め、その後でデータをしかるべき場所に保存して行くとうまくいきます。今回バラバラのハードディスクデータを上手いこと整理でき、ようやく心が落ち着きました。

 たくさんのフォルダ
 (↑整理を終えた精進料理写真のフォルダ一覧)

 なんと単品献立だけでのべ450種類もありました。他に素材自体を撮影したものや、複数の料理をまとめて撮影したものなどもあり、非常にたくさんの写真をあらためて見ることができました。450枚ではなく、450種類ですから、さらに1種類につき10枚以上の写真があるわけで、そりゃあそれをゴチャゴチャに保存していればどこになにがあるかわからなくなるはずです。

 言ってみれば私の料理の成長?記録です。フィルムのものもあるのですが、今回整理したデジタル画像のうち、一番古い料理写真は10年前のものでした。そのころの懐かしい写真を見て、まず撮影技術の幼さに苦笑してしまいました。
 そこで、この10年で料理の腕が上がったかどうかは別として、格段に変化?進化?成長?した料理写真について少し書いてみたいと思います。
 
 読んでも皆さんのタメになるとは思えませんが、ひとりごとですのでどうぞ読みとばしてください。(続く)  

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2件のフィードバック

  1. 小林肇 より:

    (シ_ _)シ おひさしぶりでございます。
    かなりご多忙だったようですね。
    まあしかし、ハードティスクがあれだけ並ぶと圧巻(^^;
    フォルダを作成して階層的にデータを保管しておくと確かに検索時は楽になりますので、それを習慣づけておくと良いと思います。
     金柑と慈姑。まさしく冬の食材ですね。
    金柑はほぼ生で齧っていますけど(6 ̄  ̄)ポリポリ
    甘味と酸味とほのかな苦味と爽やかな香り。あれは金柑だけでしか味わえませんからねえ。
     甘露煮や蜜煮は金柑を美味しく食べる方法のひとつですが、わたしはもっと手抜き(^^;
    それは「蜂蜜漬け」。金柑は皮目に包丁を入れてから妻楊枝で種を取り除き、緑色のヘタも取り除きます。
     あとは蜂蜜をヒタヒタに入れてしばらく冷暗所で保存。
    金柑から水分が出てきて蜂蜜がゆるくなっていれば出来上がり。
    これを使って金柑湯を作れば体も心もポカポカ(笑)。
    面倒なときは金柑を二つ割りにして種を取っても良いです。
     慈姑というとどうしても「おせち限定」の素材という感じになっていますね。実際に市場に出回るのも年末がピークですし…。
    和尚の言うとおり慈姑は「甘さとほろ苦さ」が持ち味の食材。
    子供の頃は決して美味いと思わなかったものですけど。
    慈姑チップスはわたしも良く作ります。酒のつまみとして佳品。
     いよいよ年の瀬も近づいて参りましたので、くれぐれもお体に気をつけてご精進なさってください。
    (シ_ _)シ 九拝
     

  2. 小林様
    ご無沙汰しております。
    丁寧なコメントありがとうございました。
    これからも時間があるときにボチボチ更新していきますので
    よろしくお願い申し上げます。

    キンカンを生で食べるのは・・私はちょっと苦手ですが、ハチミツ漬は確かに手軽で保存も効いておいしいですよね。

     今年も残りわずか、小林様もどうぞ御自愛ください。

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