お香について その3

少し間が空いてしまいましたが前回の続きです。
お香をその形状や製造方法で分類すると、主に香木・線香・煉香・塗香・印香・焼香・匂い香の7種類に分けることができます。

1 香木・・・熱を加えたり、またはそのままで香りを発生させる天然の木材。
       朽ち木そのままのような外見で、鑑賞して楽しむ。
       時には小刀で削り、焼香等に用いることもある。  
2 線香・・・香木やその他の香料を配合し、棒状などに加工したもの。
       火を付けると一定の速度で燃焼して香りを発生させるため、
      長時間にわたり安定して均一な香りを持続させることができる。
3 煉香(れんこう)・・・香料の粉末をまぜ合わせ蜜などで練り固めたもの。
             少し湿った正露丸のような?形状。
4 印香(いんこう)・・・煉香を形で押し固めて乾かしたもの。
5 塗香(ずこう)・・・細かい粉末の香料で、手のひらや手首などに塗り込んで、
           邪気を払い身を清める。
           仏前に参る際や写経の時等に用いる。 
6 焼香・・・香木やその他の香料などを細かくしたり粉末にしたりして、
       香炭などで 加熱して燃焼させ、香りを発生させる。
7 匂い香・・・香料を袋などに詰め、タンスや掛け軸などに入れたり、
        衣類や小物などに下げて香りを楽しんだり、虫を防ぐ。

この中で今日は6の焼香について解説します。


お香について その3

焼香の形状は主に4つに分けることができます。
写真右端から、
A 角割・・・香木を四角い小片に加工したもの。香炭にくべると、
       しばらくしてから熱が伝わり長い時間かけて煙が
       立ち上り、香りが持続する。ただし熱源が弱いと
       十分に燃えないため、一度にたくさんくべることはできない。
B 爪片・・・香木を長めのかけらに削いだもの。角割の持続性と、
       抹香の燃焼しやすさを両立した形状といえる。
       しかし香炭の上から転げ落ちやすく、丁寧に載せないと
       灰の上に燃え残ってしまうことがあるのが難点。
C 切葉・・・主に白檀の太い香木を輪切りにスライスしたもの。
       繊維に沿って簡単に崩れるため、
       必要な大きさに砕いて用いる。
D 抹香・・・みなさんに最もなじみが深い顆粒状のお香。
       香木だけでなく、他の香料を混合
       しやすいため、非常に多くの種類があります。
       また燃焼しやすく、重ね炊きも容易。
       ただし持続性は乏しいです。   

上記の伝統的な形状の他にも、最近はお灸のような形に加工したコーン型もよく見かけます。ひとくちにお香と言っても、皆さんがあまり見たことのない珍しいものもたくさんあるということがおわかりいただけたと思います。

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