寒い朝にさつまいものお味噌汁

寒い日が続いております。
当地では一年の中で二月が最も体感的に寒く、たとえば飲みかけのペットボトルのお茶を車庫の車の中に入れておくと、翌朝にはカチコチに凍っているほどです。車庫の中でこれですから本当に寒くて困ってしまいます。

朝、布団から出るのが最もつらいこの時期、火の気のない本堂で朝の勤行を行ったあとの楽しみは、朝食の暖かいお味噌汁。立ちのぼる湯気と柔らかな味噌の香りが、冷え切った身体を暖めてくれます。寒いからこそ、何気ないお味噌汁の温かさがありがたく感じます。

真っ白いご飯と暖かいお味噌汁に納豆・・・
またはこんがり焼いたトーストに具だくさんのスープ、
朝食は和食派とパン派、好みは人それぞれだと思いますが、どちらにせよ朝食をしっかり摂ることが健康の第一歩なのは間違いありません。

食育データによると、朝ご飯を毎日食べる子供は学業成績もスポーツ結果も、食べない子供に比べて優秀であるという、気のせいではすまされないくらいの大きな差がデータとして出ています。

朝は忙しくて時間がないとか、ダイエットのためというような理由で朝食を食べない人が増えているようですが、実は脳がフル回転するためにはたくさんのエネルギーを使うため、朝食抜きだと午前中の活動に大きなブレーキがかかってしまうのです。
午前中はどうも集中力が出ない、という方は朝食の内容を再考した方が良いと思います。
子供の学業だけでなく、働く大人にとっても朝食は非常に大切なのです。

ちなみに、永平寺ではだいたい朝7時の朝食に間に合わせるために、なんと朝3時前には調理を開始します。300人分の朝食を一人で作るのですからまあそれくらい早くはじめないと間に合わないのですが、一般家庭ではそんな早起きするわけにはいきませんよね。
誰もが朝は時間がないものです。

しかし、それは工夫次第でなんとでもなると思います。
たとえば和食なら、前晩にお米をといで炊飯器のタイマーをセットし、味噌汁の仕込みをすませておけば、あとは納豆なり、時間がある日に作っておいた佃煮などの常備菜を冷蔵庫から出すだけで立派な朝食になります。

時間に余裕があれば、朝起きてからお味噌汁を作れば一番おいしいのですが、そうもいかないのであれば、前の日に完成直前まで進めておけばいいのです。
お味噌汁の一番のポイントは味噌の香りと風味ですが、前晩に味噌を溶いて完成させてしまうと、翌朝暖め直したときにどうしても味が落ちてしまいます。
そこで、前晩には具に火を通すところまで仕上げておき、翌朝暖めて味噌を溶けば良いのです。
朝台所で鍋に火をつけ、暖まる間にご飯をよそっておかずを並べている間に、味噌汁が温まりますから、最後に味噌を溶いて、前日切っておいた青みを散らす。そうすれば1~2人分であれば五分ほどで準備ができます。

朝は少しでも長く寝ていたいものですが、慌てて食事もそこそこに飛び出るとどうしても忘れ物をしたり、運転が乱暴になったりしがちです。やはり20分でも早く起きて、ゆっくりお味噌汁をすすり、心の余裕をもって家を出るようにしたいものですね。

今回ご紹介するのはさつまいもの味噌汁。
さつまいもの旬は秋ですが、収穫後、2月まで保存したさつまいもは、水分がほどよく抜けてとても甘みが増してきます。食物繊維も豊富で、胃腸の調子を調え、またホクホクした食感とほんのりした甘みが一日の活力を与えてくれるでしょう。

今回は、細かいレシピはありません。
よく洗った薩摩芋を輪切りにし、食べやすい大きさに切った厚揚とともに鍋に入れ、水から薩摩芋に火が通るまで加熱して火をとめます。昆布などでダシを取ればなおおいしくなりますが、少量ならダシなしでも良いですし、また最近はダシ入りの味噌もありますから、時間がない方の朝食にはダシ入りの味噌が良いでしょう。

水菜などの青みも切っておき、ラップして冷蔵庫に入れておきます。
そして翌朝鍋に火をかけ、沸騰したら火をごく弱火にするか止めるかして、味噌を溶きます。
味噌の量は、製品によって塩気が全く違うため、様子をみながら量を調整します。
最後に好みでしょうゆをほんの数滴たらして、青みを散らしてできあがりです。

具は何でも良いのです。冷蔵庫の残りものを適当に切って使うのに味噌汁は最適です。
豆腐を具にする場合は、前日には切るだけにしておき、朝湧かす際に豆腐を入れた方がよいでしょう。

ほんのちょっとの手間で、健康的な食生活に近づくことができるのです。
できたてのお味噌汁の香り、寒い日の朝にはやみつきになりますよ。

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