朝日新聞連載、みどうさん記事掲載です

すでに数年にわたり不定期連載を続けております朝日新聞土曜版be に、2~3月の土曜日に「元気のレシピ」と題した精進料理レシピの連載を行います。

2月13日、20日、27日、3月6日、13日、20日、27日の計7回です。
ただ単に旬の精進料理のレシピを紹介するだけでなく、健康と栄養の観点に主眼を置いた解説に注目。カロリーも記載されています。
新聞の中では珍しいほど大きな、美しいカラー料理写真にも注目です。

実は今回の2ヶ月分は諸事情で昨年12月の末に撮影・取材を受けたものです。年末の怒濤の忙しさの中での取材だったことと、少々間が空いてしまったこともあり、いろいろと校正やらレシピの表記ミスやらで、編集部の皆様に大変ご迷惑をおかけしてしまいました。編集部のナイスフォローに感謝しております。多くの方の力が結集したこの連載、ぜひ手にとってご覧下さい。

続いてもう一つ、記事掲載のご紹介です。
浄土真宗本願寺派が毎月出版している「御堂(みどう)さん」3月号に、精進料理の歴史と、現代人にとって精進料理とはなんなのか、について「いかにして正しく食べるか」と題した私の文章が掲載されました。

お彼岸特集「現代の精進とはなにか」と題した企画の中で、前半は龍谷大学講師の内藤師による「精進」についてのおはなし、そして後半が精進料理担当の私です。

はじめ、編集部から依頼が来たときは、「えー、私一応曹洞宗なんですけど・・・私なぞが浄土真宗さんの機関誌に寄稿していいんでしょうか?!」と正直とても不安でした。
しかし送っていただいた見本誌を見て納得。
たんなるー宗派の話題だけにとどまらず、各界で活躍する一流専門家がズラリと。

たとえばこの3月号でしたら、テレビのニュース番組でもおなじみの、弁護士河上和雄さんと精神科医上村順子さんによる「薬物まみれの日本 まず自分を好きになってほしい」という対談。あいつぐ芸能人の薬物問題を受け、若者中心に広まる薬物の危険性などが生の現場の声として語られています。

この対談をみても、いわゆる宗教臭い言葉や和尚の専門用語は一切出てこない。
しかし記事を通して読んでみると、命を尊ぶ宗教本来のテーマを強く感じる素晴らしい記事です。
難しい言葉が出てこないから、ふつうの読み物として素直に読める。
もちろん、宗教的な記事もあるのですが、すごくかみくだかれた内容で、とてもわかりやすい。
肩肘張らずに普通の雑誌のような気軽な雰囲気で読むことができ、そして自然に仏教のエッセンスが伝わってくる。
布教とはどうあるべきか、・・・他宗派の刊行物なれど、ものすごく参考になりました。

曹洞宗の刊行物ももちろんがんばっていますが、とかく宗教に関する出版物となると、格調とか威厳を求めるあまり、小難しい内容になってしまいがちです。かといって簡単すぎても、内容が薄くなってしまう。
この「みどうさん」、そのバランスが非常に良いと感じました。内容は濃いし、難しい内容をわかりやすく平易に書いているし、かといってくだけすぎず、自然な威厳を兼ね備えている。
編集部の熱意とパワー、そして苦労を感じずにはおれません。

なにより、他宗派の、駆け出しの若僧である私を指名するところがすごいことだなあ、と思います。編集部の方いわく、「おなじ仏教徒どうし、真の道を行く方であれば宗派の違いなどたいしたことないじゃないですか・・・」
なんとふところの広いお言葉でしょうか。

私が真の道を歩んでいるかどうかについては誠に赤面ものですが、以前も浄土真宗の青年会に招かれて山口県で精進料理の調理と講演を依頼されたことがありました。宗派のワクにとらわれない大きな視点、見習いたいものです。

しかしながら編集部のリクエスト内容は、今回のページ数だとなかなか収めるのが難しく、どう文章にしてよいのかかなり苦心しました。写真もたくさん撮りましたが、掲載はごく一部。まあ分量制限はやむを得ません。ぜひまた今後ご縁があればその際にでも、と思っております。

ご興味がある方はこちらをご覧下さい。1冊100円で購入することもできます
月刊「御堂さん」

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1件の返信

  1. 秀次郎 より:

    高梨和尚さま、はじめまして。
    私、日本食のシェフとしてエジプトで働いており、現地では和素材も少なく、人々が肉食中心なのでそれに合った「現地向きの和食」しか作ってませんが、海外に初めて日本の良さ、特に精進料理の素晴らしさに心を引かれております。

    今の時代の人々に必要な「正しいものを見極め、いかにして正しく食べるか」を1年半後の帰国と共に本格的に料理を学び直したいと思っておりますので、和尚様のブログはとても勉強になります。
    そして良い知らせは宗派を超えてシェアーする姿勢も素晴らしいと感心いたします。

    これからも、和尚さまの力強く、美味しいメッセージを楽しみにしています。
    よろしくお願いいたします!

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