遅咲きの桜が満開

今年の冬はとても寒く、春の到来もだいぶ遅れています。
東京ではもうとっくに散ってしまった桜も、当地ではようやく今が見頃。
一年のうちにほんのわずかしか楽しめない桜の開花をしみじみと味わいたいと思います。


今年は梅と桜がほぼ同時に開花する珍しい取り合わせ。手前が梅、奥が桜です。


美しく咲き誇った桜も、わずか数日で惜しまれながら散ってしまいます。そのはかなさがまたいっそう味わい深いように思います。

さて、先日ありがたいことにまた説法の機会をいただきました。
今回は先祖供養の大切さについてお話させていただきました。


このグラフを見ればわかるとおり、年々仏壇のある家が減っています。
子供の頃には仏壇があったけれど今はない、という家が多いことが読み取れます。

それには様々な理由があるでしょう。
たとえば、家の作りが洋式化し、また生活が豊になって持ち物が増えたことなどから、床の間のある和室や、仏壇がおける場所が減ってきていることが上げられると思います。

しかしそれはほんの一側面で、要するに「仏壇が不要」な人が増えたのだと思います。仏壇を大切に思っていれば、家が狭かろうが、洋風の部屋だろうが人々は仏壇を用意するはずですから。

ではなぜ仏壇の需要が減ってしまっているのか。
仏壇がなぜ必要なのか、仏壇の意味やありがたさを知らない人が増えているのだと思います。
われわれ僧侶は、もっと仏壇の大切さを説くべきです。
しかしいろいろな所で偉い和尚さんの法話を聞きますが、具体的に仏壇のお話をしている人は少ないように思います。

そこで今回、仏壇とはなんなのか、仏壇の基本的な祀り方、お位牌の意義など、具体的な作法を通して、先祖の供養とはどういうことなのか、亡き人を想う心をどのように形にするか、をお話させていただきました。

4月は本当に忙しく、あっという間に終わってしまいました。やはり4月にブログレシピをアップするのは難しかった・・しかし当地ではようやく桜、これから山菜も芽吹いてきます。まだまだ5月も春のうち、ということでしばらく春レシピを掲載したいと思います。

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