食材を使い切る精進料理_タケノコ団子のすまし汁

使える部分はなるべく無駄を出さないように利用し、食材の命を最大限に活かすのが精進料理です。

タケノコの根の部分は堅いため、通常は切って捨ててしまいます。もちろん根の先端部分は食べても味もしないし本当に堅いので切るのですが、どの辺まで切るかは難しいところです。本音としては柔らかい部分だけを食べたいところですが、そうなるとタケノコの身の半分以上を捨てることになってしまいます。そこで、堅くて煮物などには向かない部分を工夫して利用してみたのが今日の料理です。

すりおろして団子状にまるめ、油で揚げることで、堅い根の部分もふっくら口当たり良く仕上がり、なおかつタケノコの風味も存分に味わうことができます。
出始めのころ掘られた小さいタケノコの場合は堅い根の部分があまりないので、大きなタケノコでないとうまくいきません。また市販の水煮タケノコも不可で、先日の姫皮と同じく、やはり生のタケノコを自宅でゆでないと確保することが難しいと思います。

1 タケノコの根の部分150gをすりおろし、軽く絞って水気を切る。
2 木綿豆腐50gをふきんでくるみ、重しをかけて水気を切る。
3 枝豆を塩ゆでし、皮をむく。(むいた状態で20gほど)
4 1~3、片栗粉小さじ2をボールで混ぜあわせ、団子4個に丸める。
5 昆布ダシ800ml、酒50ml、みりん大さじ2,しょうゆ大さじ2
をひと煮立ちさせ、塩少々で味を調整して吸い地を作る。
6 4を170度の油で芯まで火が通るように揚げる。
油が古い場合は熱湯をかけて油抜きする。
7 椀に5を注ぎ6を浮かべ、塩ゆでしたアスパラガスと、種をとった
梅干を添える。

※4人分のレシピです。添える具や団子の中に入れる具は何でもかまいません。
また、タケノコご飯などの味付きご飯と合わせる場合はこのようなすまし汁がよくあいますが、もし白いご飯と合わせるなら味噌を溶いて味噌汁仕立てにするとよいでしょう。
団子をあまり大きくしてしまうと中心まで火が通りにくいので、ほどほどにします。
豆腐はつなぎなのですりおろしたタケノコの水気を良く切れば無くても良いです。

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Posted by 管理主宰者・典座和尚