季節の精進料理

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ふっくら柔らか納豆粥

白飯に納豆・・・納豆ご飯は日本人にとって定番の、和の組合わせの妙ですね。納豆ご飯ならいつも食べているという方でも、「お粥に納豆」の組み合わせは意外と未経験の方もおられるようです。しかし柔らかくふっくらしたお粥に、ちょっと歯ごたえある納豆もまた良い組み合わせです。納豆に加える調味ダシやしょうゆを少し濃いめにすると、淡いお粥の風味によく合います。 修行道場では毎朝お粥が主食です。鍋でお粥を炊くのは少々面倒で、失敗したらどうしよう、吹きこぼれたらどうしようと不安もあると思いますが、「水加減」と「火加減」だけ間違えなければ心配することはありません。最近はお粥モードをそなえた炊飯器もありますが、鍋で炊いたおかゆの仕上がりはまるで違います。是非一度お試しいただき、消化が良く、サラッといただけるおかゆの良さ、そしておかゆと納豆との組み合わせを味わって見て下さい。 できればお粥を作る際には4人分以上を一度に炊く方がうまくいきやすいのですが、今回はニーズに合わせて2人分の分量です。少量だと、少しの火加減違いでも大きく結果が出てしまいます。弱火にする際は、立ち消えに注意しながら可能な限り弱くしてください。IHだと再弱でもまだ強い場合があります。火加減が強いと、蒸発分が増えてしまいボッテリしたおかゆになりやすいので弱く落とせない熱源を使う場合は水加減を増やすしかありません。 お粥の水加減は仕上がりによって変わりますが、今回は少量なのでお米の8倍の水気にしました。熱源に応じて、水加減を変えて調整するとよいでしょう。 また弱火に落としてからはフタをした方が良いのですが、これもまた慣れないと吹きこぼれの危険があります。超初心者の場合はひらきなおってフタをせず、中が見えた状態で炊くと良いでしょう。蒸らす時にだけフタをします。また保温効果の高い土鍋の方が仕上がりは良いのですが、土鍋の場合さらに火加減を弱くしないと吹きこぼれやすく、また蒸発分が多くなってしまうため、慣れるまでは普通のアルミ鍋で作ってみると良いでしょう。 
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贅沢なひととき 温かい納豆汁の至福

納豆汁は江戸時代に大流行したといわれます。いまでいうインスタント味噌汁のように、納豆と味噌を容器に入れてお湯を注いで溶いて食したようです。 特に、冬場に雪がたくさん降って生の野菜が獲れずに野菜不足になりがちな東北や新潟、関東北部などの雪国で冬場に食物繊維やタンパク質の不足を補うためによく食されました。 納豆だけを具にすると薄まってしまいかなり多めの納豆が必要になるため、ゴロッとした具と合わせると良いでしょう。具はじゃがいもや牛蒡などなんでも良いのですが、おすすめは里芋です。里芋のぬめり気が納豆の粘り気とよく合い、汁にうっすらととろみがつきます。 好みにもよりますが、ダシをしっかりとって味噌は少し濃い目に溶き、その分納豆自体には付属のダシを加えないか、少量に抑えて混ぜると良いでしょう。 納豆の滋養を、温かい汁でゆっくりといただく贅沢は本当に至福のひとときとなります。 
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ネバネバ食材を合わせてバテ防止_長芋と春菊の納豆あえ

長芋にはネバーッと糸を引く粘り気がありますね。これは新陳代謝を良くし、夏バテ対策にもなる滋養豊富な成分です。9月に入ってもまだまだ暑い今年、是非口にして体力を回復すべき食材です。この長芋の粘り気は加熱すると失われてしまうので、千切りのようにして生で食べるのがオススメです。 そしてこの長芋の粘り気と納豆の粘り気がまた良い取り合わせとなって口中で上質なハーモニーを生み出します。春菊はちょっとクセのある青み野菜を添えることで風味のアクセントをつけるために加えましたが、クセがない方がよければほうれん草や小松菜、水菜などの青みでも良いでしょう。 お客さんに出す場合は、一枚目の写真のように、3種の具を混ぜずにそれぞれ整えた状態で盛り付け、食べる人が自分で混ぜるようにすると品が良くなります。 また好みでもみ海苔や刻み海苔をまぶしてもよく合います。 
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手軽さが魅力、納豆豆腐

納豆精進料理レシピシリーズ一品目は3分でできるとても簡単でお手軽な料理です。 ダブル大豆タンパク質となりますが、絹豆腐の柔らかく口中で崩れる食感と納豆の歯ごたえがよく合い、また豆腐のアッサリした淡い風味に、納豆の粘っこい濃厚な味わいが絶妙にマッチします。 これならばササッと一品作って食卓を華やかにすることができます。 ◇納豆豆腐のレシピ 1 絹豆腐300gを大きめの角型に切ります。 2 納豆2パックに付属のタレや辛子を加えてよく混ぜます。 3 1の豆腐に2の納豆をからめ、好みで刻み海苔を載せます。 
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五色そうめん_平成30年8月盆の精進料理お供え膳

これだけ暑い夏だと、冷たい素麺をツルツルッとすすりたいですよね。それはお盆でこの世に帰ってきたご先祖様や亡きご家族のみたまも同じことです。「いやー、極楽と違ってこの世は暑いなア!おっ!冷たいそうめんかい、やっぱりうちの嫁さんは気が効くねー」なーんて言ってたりして。 暑い日には涼やかな料理を、というのがもてなしの基本です。それは故人へのお供え膳でも同様です。そしてまたおそうめんというのはみんなで食べると美味しさが増すものです。懐かしいわが家に戻ってきたご先祖様たちと皆でいただくおそうめん、今日からお盆の入りです。是非いつもより手間をかけた具だくさん、薬味たっぷりのご馳走おそうめんでおもてなしを致しましょう。 上載せする薬味や具を色とりどり5種類用意したことで「五色そうめん」と名付けました。麺自体がカラフルな5色になっている製品もありますが、今回はそれとはまた別のネーミング由来です。 メインは「ナスの胡麻油もみ」です。塩もみして柔らかくした後、胡麻油をなじませます。これがまた、単独でご飯に載せてもよいくらいとても美味しい一品です。ただし長時間おくと変色しやすいので食べるごとに作るようにしましょう。そうめんの場合はめんつゆの塩気があるので今回はナスにはあまり味をつけませんでしたが、単独でおかずにするならしょうゆを少し足すと良いでしょう。 トマトはひと手間かけて皮を湯むきした方がとろけるような柔らかさを楽しめます。ゆですぎるとドロドロになってしまうので、本当に20秒くらいで湯を切って氷水に浸けて下さい。 オクラで少しトロトロっとした食感を出し、大葉とみょうがで風味とシャキシャキ感を演出します。 また昆布と椎茸で時間をかけてとったていねいな精進ダシでつくった汁も軽やかでサッパリしています。汁の濃淡はお好みで調整して下さい。 5色全てを用意するのが難しい場合はお好みの三色や二色に減らしても良いでしょう。また暖かい汁でも美味しくいただけます。 今日からお盆、是非よいご供養をなさってください。 
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