精進料理と坐禅を楽しむ会

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県内のとある寺院を会場に、精進料理と坐禅を味わう会が開かれました。

この寺の副住職は同じ年に永平寺に上山し、しかも同じ日に調理係に配属された修行仲間です。
この企画は内容からして相当ハードでしたが、そうしたご縁なので快く引き受けることになりました。
まあ当然調理の一部を彼にも手伝ってもらいましたが。

まずは本堂で坐禅を体験していただきます。副住職による坐禅作法の説明の後実際に坐り、皆一音も発せず静寂な中で真剣に自分と向き合いました。

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その間、客殿の広間で精進料理の準備を進めます。赤塗りのお椀がズラッと並ぶ様は精悍です。
70人分の手の込んだ料理を作るのはかなり大変です。
ラクをするならいくらでも略せるのですが、やはり精進料理の良さを知ってもらうためには最も良い形での精進料理を体験してもらうことが一番なので、体力的には本当につらかったのですが精一杯仕上げました。精進料理の教えの通り、苦痛だと思わずに楽しんで作る、それを心がけました。

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お寺の作法に従って食前のお唱えごとを皆で読み上げてからいただきます。
食事中も、献立の解説、食事作法の話などを説明させていただきました。

忙しい毎日の中で、お寺の落ち着いた雰囲気の中で坐禅と精進料理を楽しむひとときを過ごしてゆっくりと自分を見直す時間をもち、食の重要性と命のありがたさを考える企画。
会員の方には喜んでいただけたようで、苦労の甲斐がありました。

参加者各位、また会場となったお寺の皆様に篤く感謝申し上げます。

精進料理と坐禅を楽しむ会

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