平成28年お盆のお供え精進料理レシピ_馬鈴薯のかのこ揚げ

馬鈴かのこ揚げ_精進料理レシピ 馬鈴かのこ揚げ_精進料理レシピ

いよいよお盆期間に入りました。今年は13、14日が土日にあたった曜日配列のため、昨日のお盆の入りは道路も混んでいて、檀家さん宅への移動は大変でした。しかも暑かったので法衣は汗だく、夕方訪問したお宅ではもう自分でもわかるくらい汗臭くてお檀家さんに申し訳ないようでした。今日はだいぶ涼しくなりましたね。日曜日なのでお墓参りに出かける方も多いと思いますが傘を持っていた方が良いかもしれません。

さて、今年のお盆のお供え精進料理、最後の献立は「馬鈴薯かのこ揚げ」です。

「かのこ」は「鹿の子」と書き、鹿の背中の斑点のように、粒などがきれいに並ぶようすを表します。夏の季語にもなっています。たとえば和菓子などで、表面に小豆を散りばめたおまんじゅうを「かのこまんじゅう」「かのこ大福」などと呼びますね。今回はじゃがいもを主体とし、表面に旬のとうもろこしと枝豆の粒をあつらえて油で揚げました。少々手間はかかりますが、お盆のお供え精進料理としては最高のもてなしとなります。是非試して見て下さい。

馬鈴かのこ揚げ_精進料理レシピ

1 馬鈴薯250gを塩ゆでします。根菜を煮る際は、はじめから沸騰した湯に入れるのではなく、水の状態から馬鈴薯を入れて加熱します。そうしないと表面だけ先に火が通ってしまい芯が残ってしまうのです。

馬鈴かのこ揚げ_精進料理レシピ

2 串がスッと刺さるようになったら火を止め、ザルにあげて水気を切り、ボールに移します。

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3 熱いうちにマッシャーでよくつぶします。さらに手間をかけるならここで裏ごしをするとなお繊細な仕上がりになりますが、今回はざっくりした仕上がりにしたいのでそのまま使います。

馬鈴かのこ揚げ_精進料理レシピ

4 塩小さじ1/2、片栗粉大さじ1をまぶし、よく混ぜます。

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5 ゆでた枝豆50g、粒とうもろこし50gを加え、よく混ぜます。

馬鈴かのこ揚げ_精進料理レシピ

6 団子状にまるめ、さらに表面に片栗粉大さじ3程度を薄くまぶして油で揚げます。この時、とうもろこしや枝豆が表面にくるようにうまく成形すると見栄えがよくなり、「かのこ」風になります。

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味は特につけなくても加えた塩味だけで充分いただけます。濃い味がお好みなら、胡椒を振ったり、おろし醤油、ポン酢、またはソースやケチャップなどを添えても良いでしょう。

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