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精進納豆マーボー豆腐

 一般的にひき肉と豆腐で作ることが多い麻婆豆腐を、精進料理にアレンジし、ひき肉の代わりに納豆を用いてみました。納豆の原料となる大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど植物性タンパク質が豊富な食材で、栄養面で優れています。肉のような濃厚な味になるわけではありませんが、歯ごたえ的にはひき肉のイメージと共通していますし、精進料理らしいあっさりした健康的な麻婆豆腐に仕上がります。  豆腐は木綿、絹どちらでも良いのですが納豆が歯ごたえある固さのため、柔らかい絹豆腐がよくあいます。ただし絹豆腐は加熱途中で崩れやすいのでご注意下さい。  麻婆豆腐の赤い色味を出すために、トマト缶を使いました。またトマト缶と椎茸ダシを合わせることで濃厚なうまみを引き出すことができます。カットタイプならそのまま使えて便利ですが、ホールタイプの場合はまな板で細かく刻んでから使います。また色あいを似せる必要がなければ、熟した生のトマトを使っても良いでしょう。  ピリ辛味がお好みなら、適宜唐辛子等を加えて下さい。またとろみをつける際はダマにならないよう、一度に入れずに少しずつ混ぜながら加えます。チンゲンサイと納豆を加えてからはあまり余分に火を通しすぎない方が良いので、それまでにしっかり豆腐などに火を通します。 

精進ワンタンスープ_平成30年七月盆の精進料理お供え膳

ワンタンは小麦粉で作られた薄皮で具を包んだ中国風の料理です。通常であれば刻んだネギやひき肉などを具にしますが、精進料理ですので水気を抜いた豆腐と刻んだ干し椎茸をひき肉に見立てて工夫してみました。 汁に薄く水溶き片栗粉をつけることでワンタンが汁でふやけにくくなり、またとろみによってワンタンのツルッとした食感がスープによく合ってついつい食べ過ぎてしまいそうです。濃い目にとった椎茸と昆布のダシで薄めに汁を味付けすることで、具の風味を引き立てるようにしますが、辛めの味がお好みならば一味唐辛子を加えてスープに辛味をつけると良いでしょう。旬の枝豆を浮かべることで彩りを良くし、また堅い枝豆を加えることで食感にアクセントをつけることができます。 大学生の頃、良く通った銭湯のすぐそばに某ワンタン工場の本社があって通る度にお腹が鳴ったのを今でも想い出します。この世に戻ってくる亡き故人も、生前にワンタンが好きだった方がおられるのではないでしょうか。精進料理にアレンジしてお供えしてあげればきっと喜ばれることでしょう。