竹やぶ大掃除6~今回のビフォーとアフター

 さてこれまで竹やぶ大掃除のノウハウをまずは紹介しましたが、いよいよ今回の成果を披露します。


 ↑まず竹やぶ東側の元の状態です。


 これがこんな感じになりました。
向こう側の道路が見えるようになり、ガードレール下の土手部分に切った竹や笹枝葉を積め並べました。幹の部分は数年残りますが、日当たりの良い日が続けば笹葉はすぐに枯れ落ちてしまいます。


 ↑次に西側の元の状態です。


 これがこんな感じに。
 お寺では定期的に竹を使いますしまたタケノコも欲しいので、最西部あたりにはあえて一部の竹を残しました。これくらいなら全伐するとしても2日あればできるので、ちょうどよい管理量だと思います。


 ↑なお残した竹の深部、北側から南を見た元の状態がこちら。


 立ち枯れた竹を取り除き、若い青竹を残しました。向こう側がよく見えるようになり、風通しもよくなりました。竹やぶの適正な密度としてよく言われるのは、傘をさして通れるくらいまばらに竹が生えているのが良いとのことですが、それは広範囲な竹やぶの場合で、今回狭い範囲に必要な竹を残したためある程度密集しており傘はさせませんが、充分管理できる量ですのでこれで良いと思っています。


 なお切り落とした笹葉は北側の邪魔にならない場所にまとめて積み上げました。夏のきつい日差しに晒すと、細い枝部分はほぼ枯れ朽ちます。1年経ったころに、この山の上に乗って10分位体重をかけて足踏みすればパキパキと折れてほぼ地面に同化してしまいます。


 使うかもしれない分の竹は長いまま再上部につっかえ棒を立てて積み上げておきました。処分するにしても、青いままだと重くて山からおろすだけで大変なので1~2年放置して枯らしてから運びます。


 なお立ち枯れたままカビが生えて腐り始めたり風化しはじめた竹は山からおろし、電ノコで1m程度に切断してお焚き上げの燃料にします。地元のゴミ処理センターに確認したところ、50センチに切れば焼却処理受け入れをしてくれるとのことなので、使い切れない分は時間がある時に細かく切断して処理します。


 ちなみに竹やぶを掃除して出てきたゴミ。これで全体の1/4の量です。他の日には一升瓶も発見されました。おそらく上の道路から投げ捨てられたのでしょう。今までは竹やぶの深部に入れなかったため掃除できませんでしたが今後は容易に回収できるようになりました。
 残念ながらゴミはたくさん出てきましたが投棄された札束は発見できませんでした。

 しかし竹やぶとはいえお寺の境内にポイ捨てするとは…許せん
 今後は竹が無くなり道路の側からもお寺の建物が見えるようになったため投棄が無くなることを祈ります。

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コメント

  1. 名無しさん@京都板じゃないよ より:

    お疲れ様でした。

    いやぁ、勉強になりました。
    私んちも竹の繁殖で大いに困っておりました。
    このブログ連載記事を参考にさせて頂きます。

  2. 典座和尚(管理者) より:

     参考になれば幸いです。
    はじめの1日目はえらい辛かったのですが徐々に慣れると作業が楽しくなってきて、冬の運動不足解消にピッタリでした。
     夏になると竹やぶには蜂が巣を作って危ないし、また蚊も多くなるので涼しい時期がお薦めです。