平成29年手作り梅干し_その1収穫編

今年もまた梅の実の収穫時期がやってきました。

多くの地域では6月に収穫をはじめますが、標高が高く気温が低い当地では毎年7月中旬ごろ、一ヶ月以上遅れてようやくの収穫となります。ちょうど梅雨と重なり、さらにお寺が忙しい時期のためなかなか作業のタイミングが難しいのですが今年もなんとか無事に作業を終えることができました。

※注 プロの農家さんではなく一住職の作業日誌です。

梅の収穫・剪定・お世話

まずは梅の木の周囲を草刈りします。収穫中にどうしても実が落下してしまうので、それを見つけやすくするためです。月に一度は草刈りをしていますがこの時期あっという間に10~15センチほど草が伸びてきます。落ちた梅が同じ色なので隠れてしまうので短くきれいに刈り揃えます。

梅の収穫・剪定・お世話

さらにほうきで掃いて、既に落ちて傷んでいる実や、刈った葉をどかします。

梅の収穫・剪定・お世話

斜面に生えている木には、斜面の下手側に長い棒を置き、落ちた梅の実が転がらないようにストッパーにします。

梅の収穫・剪定・お世話

使う道具は脚立、収穫コンテナ、蚊取り線香、ラジオ、ヘルメット、手袋です。脚立は足の先が四本別々に伸ばせる不安定地用の特殊脚立です。

梅の収穫・剪定・お世話

そしてこれが私オリジナルアイディアの小物です。100円ショップで買ったゴミ箱に穴を開けてひもをつけました。

これを首に下げて収穫するのです。これなら両手がフリーで使え、もいでそのまま胸の前のカゴにポンポンと入れることができ、とても効率よく収穫できます。われながらこの素晴らしいアイテムは便利です。特許取ろうかな・・・
この首下げ容器いっぱいに貯まったら一度木から降りて収穫コンテナに移します。

なお首にまいたタオルは、毛虫と蚊対策です。

梅の収穫・剪定・お世話

脚立の上にたつとかなりの高さです。写真ではわかりにくいでしょうが、不安定な地面なのでかなり怖い状態での作業で時折無理して手を伸ばしたりしてバランスを崩すとグラッときます。落ちたら確実にケガをする高さです。地面の収穫コンテナが小さく見えることで高さの感じが伝わるでしょうか?地面が真っ平らだったらそれほど危なくないのですが、斜面なのでとにかく不安定です。

梅の収穫・剪定・お世話

写真だとわかりにくいのですが、きゃたつに立っている足元部分が身長くらいの高さなので、高所が苦手の私にとってはかなりつらい作業です。

木の中央部についた実は、木の幹に直接乗ってもぎ、枝の周囲についた実はきゃたつに乗ってもぎます。どうしても手が届かない位置に実がある場合は棒でつついて落としたり、最悪の場合枝をゆすって落とすのですがそれは枝が折れたり葉が落ちたり、木を傷めてしまうので極力手でもぐようにします。
なお蚊の大群が襲ってくることと、梅の枝は尖っていて突き刺さるため、厚手の長袖は必須で、暑い中大量の汗でびっしょりになりながらの重労働です。

梅の収穫・剪定・お世話

梅の収穫・剪定・お世話 梅の収穫・剪定・お世話 梅の収穫・剪定・お世話

今年はいつにない豊作でした!梅の粒も大きく、量は例年の倍くらいあります。一番の理由は、春に開花した際に天候が良く受粉がうまくいったからだと思います。例年だと、4月ごろ開花した後に雪がまだ降ったり霜がおりてしまうので、花がダメになってしまうのですが、今年は咲いた週に雪が降らなかったのです。あとはここ数年マメに肥料をあげたり剪定したりと、お世話した成果が実ったのだと思います。紀州では今年不作だったとか。梅は年によって出来具合がかなり変動するので、難しいです。
こんなにたくさん鈴なりになっているのを見ると嬉しくて胸が高鳴りますが、それはイコール作業がとっても大変な事の裏返しでもあります。

梅の収穫・剪定・お世話

脱水症状が出ないよう、30分に一度は休んで水を飲みます。それでもすぐに滝のような汗が出てのどがカラカラになりながら丁寧に一つづつもいでいきます。日陰に腰掛けていると足元にトカゲ君がやってきました。

梅の収穫・剪定・お世話

ありがたいことに収穫コンテナ4杯分も採れました!満タンにしてしまうと運ぶのがつらいので8分目まで貯まったら厨房に運びます。この急斜面の運搬作業がまたつらいのです・・

梅の収穫・剪定・お世話

今回は二日弱かかって収穫を終えました。例年だと一日で終わるので倍近くかかりました。まさに嬉しい悲鳴です。

収穫後は、梅の木の下を再びほうきできれいに掃いておきます。死角になっていて取り切れなかった梅が、熟して落ちてくるのを拾うためです。きれいにしておくと拾い安いですし、落ちた梅も傷みにくいです。

梅干し手順

こんなに取り残しの落ちた梅が集まりました。しっかりチェックしたつもりが、どうしても陰に隠れていたりして残っているものです。熟して落ちた梅は、すでに色が黄色くなっているのですぐに処理しないといけません。

 

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Posted by 管理主宰者・典座和尚