お寺の新年会で七草粥

一月七日は毎年恒例、お寺の新年賀詞会で、総代、世話人さん等役員さんが集まります。

まずは祝祷法要を厳修し、ご本尊さまに新年の挨拶と願い事を祈る法要を行います。その後広間に移って住職や役員さんから年頭の挨拶があり、お待ちかねの七草粥が振る舞われます。

お寺の七草粥

お寺の七草粥

お寺の七草粥

七草粥は作物が育たず本来栄養不足になりがちな冬場に滋養をつけ、また邪気を払って一年の幸福を祈るための習慣ですが、現代では栄養不足どころか年末年始のごちそうで疲れた胃を休める、という意味合いが強くなっています。確かにおかゆは消化が良いため、あれこれ食べ過ぎた体を調えるには最適ですね。ただしおかゆを少量だけ作るのは意外と難しいため、七草粥を家庭で作っていただく方もだいぶ減っているようです。おかゆは禅寺にとって看板メニューの一つなので、この機会に皆さんにお出ししておかゆの良さを知ってもらうための好機とばかりに毎年がんばって準備しています。

自画自賛になりますがこれが毎年大変好評で、昨年はおかゆが売れすぎて最後に食べる裏方の分がほとんど残らないという事態となってしまいました。そこで今年は特大の大鍋ギリギリまで増量。今年は七日が土曜日だったため、スキー場に勤めている役員さんたちが欠席で例年より参加者が少なかったにもかかわらず、裏方が食べたあとは数杯分しか残らない状況でした。
漬物はご近所の方からいただいた白菜と柚子を使った白菜の柚子漬け、ゴボウの味噌漬けと、大根農家さんからいただいた自家製大根辛子漬けです。
おかゆに漬物はぴったりの取り合わせで、皆さん喜んでおられました。
ありがたいことです。

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