御寺族さまからの投稿~お父様のご命日にお供え

いつもご投稿くださる和歌山県在住の御寺族様からご投稿がありました。

亡きお父様の祥月命日にお供えした仏膳を、当ブログの秋彼岸お供え膳を参考にして、嫁ぎ先の和歌山県産と、実家の兵庫県産の素材をできるだけ使ってアレンジなさったそうです。おいしそうですね。献立名の下段に書かれた緑色部分はご本人によるコメントです。

亡きお父様へ供えた精進料理

・牛蒡の炊き込みご飯
 もち米を使用し、牛蒡を炒めるのにはゴマ油を使ってみました。いい香りでした。

・茄子と獅子唐の大根おろし和え
 オクラの代わりに獅子唐を使ってみました。

・煮物
 ブログ見本の信田巻きを作ろうとしたのですが、薄揚げが用意できず材料は同じで普通の煮物にしました。いんげん、薄揚げ、人参、大根、昆布、椎茸が入っています。

・エノキのお味噌汁
黒大豆のお味噌を使いました。

・胡麻豆腐

・お漬物と紀州南高梅の梅干し

・極早生みかん

・笹巻きあん麩

立派なお花やお膳やお経より、亡き父に恥じないよう、勤勉に、実直に生きることこそが最大の供養だと思っています。いつも投稿したお膳をお褒めくださり嬉しいです。自分自身のこととなるとずぼらで、食にも全くこだわりがなく、日頃はできれば料理をしたくない私ですが、誰かのために作るとなると頑張れるんですよね~。

とのコメントです。

写真では判別しにくかったため確認したところ、胡麻豆腐の上に載っているのは刻んだ胡瓜だそうです。手持ちの食材で、彩りにも配慮して工夫する姿勢は素晴らしいと思います。「食にこだわりがなく~」のコメントは謙遜なさって書かれたのでしょう、ほんとうにズボラだったらそこまで配慮できないでしょうから、いつも細やかになさっている様子が伝わってきます。

特に気が付いたのは、みかんと梅ですね。さすが和歌山県、梅干しが立派で大きい!もとの梅はかなりの大粒でないとこう仕上がりません。それからみかんは、皮ごとまるまるとお供えすることが多いと思いますが、こうして丁寧にかわをむいてお供えするのはまさに料理の一部、亡きお父様に食べていただこうというもてなしのこころを感じます。

「毎日精一杯暮らすことが亡きお父さんへの良き供養」、とのコメントもまったくその通りだと思います。しかしこれは実践するとなるとなかなか難しいんですよね。こうしたお膳をつくることも、その実践の一部です。私も見習って精進したいと思います。

ご投稿ありがとうございました。

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