兵糧丸紹介のトップバッターは、パンフレットのはじめに掲載されている、御菓子司 荒木屋さん謹製の「上州りんごの兵糧丸」です。
以下は沼田市HPの引用です。
「沼田産ハチミツを練りこんだ餡には、シャキシャキ食感を残したりんごがたっぷり。やさしい甘さが口に広がります。1箱6個入り 650円(税込)住所:群馬県沼田上之町840 電話:0278-24-4545」
荒木屋さんはわれわれ僧侶業界ではたいへんお世話になっている沼田市の老舗和菓子店です。子供の頃、偉い和尚さんがお寺に来る日には、決まって荒木屋さんのお菓子が用意されているのを見て育ちました。つまり特別な高級菓子ということです。偉い和尚さんが食べ残した羊羹の切れ端を隠れて食べたとき、あまりに美味しさに、大人になったら荒木屋さんの羊羹を丸ごと一人で食べてやると大きな夢を抱いたのでした。そういえば大人になった今でも羊羹丸ごと食べてないな・・なんだか恐れ多くて。それくらい大きな存在です。
この箱のデザインがまた雰囲気良いんですよ!私は空き箱をちょっとした小物入れに使っていますが、かなりハイレベルなセンスだと思います。
箱は7店舗共通で、外包みも基本的に同じデザインの中で各店舗がちょっとだけ個性を出してデザインしている感じです。
価格は店舗により違います。もちろんお菓子自体が各店舗によりまったく違う製法と味わいで工夫されていますし、またたとえば荒木屋さんは6個入っているお菓子が個別包装になっていて、そのあたりのコストも関係していると思われます。賞味期限の長さも各店舗バラバラです。
外皮はしっとり柔らかく、和風の上質なおまんじゅうと、洋風のパイのような風味がミックスされたなんともいえない食感で、上部に沼田産のリンゴの蜜煮のようなワンポイントが載っています。
内部のあんは沼田産の蜂蜜で練ったというしっとりまろやかな味で、甘さをほどよく抑えた上品な仕上がりです。せっかく個別包装になっているというのに、美味しくてついつい止まらず一度に6個全部食べてしまいましたが、来客にお出しするには個別包装はとても便利ですね。