○ナスの蒲焼丼の魅力と特徴
蒲焼きというのは魚を縦長に割いて、みりんや砂糖で作った甘い煮汁を塗りながら焼いて火を通す調理法です。魚だけでなく、野菜料理でも使うことがあります。精進料理なのに蒲焼という呼び方はいかがなものか?と思う方は「ナスの照り焼き」と称しても良いでしょう。
この時期旬を迎えてたくさん畑で採れるナス。濃厚な味わいと、香ばしく焼いた風味が食欲をそそり、丼にしたらご飯大盛りでも軽くいけてしまうほど食が進み、夏バテ防止にも最適な精進料理です。冷めると味が落ちてしまうので焼いたら早めに召し上がることをお薦めします。
今回のお盆お供え膳では玄米麦ご飯によそりました。玄米麦ごはんの素朴な風味がナスの照り焼きととてもよくマッチします。
○ナスの蒲焼丼の調理動画
○ナスの蒲焼丼のレシピと調理手順
1 ナス3本のヘタをとり、厚さ1センチくらいの縦長に切ります。
すぐに加熱しない場合は水に浸けておきます。
2 大葉10枚ほどを細長く切り、多めの水に5分ほど浸けて水を切ります。
3 昆布ダシ100ml、酒大さじ2、砂糖小さじ2、しょうゆ大さじ1を小鍋で加熱して沸騰させ、1~2分ほど煮詰めます。
4 フライパンに胡麻油大さじ1を敷いて加熱し、1のナスを並べて中火で焼きます。焦げすぎない程度に両面をひっくり返して焼き、ナスに火が通ったら3を注ぎ、全体に染みたら最後にみりん大さじ1を足して照りを出し、炒りごま小さじ2~大さじ1を振りまぶします。
5 丼にする場合はよそったご飯の上に4を並べて2を添えます。