ブッセやよい姫兵糧丸_KATO Patisserie La Fourmi

兵糧丸を作っている他の店と明らかに異なる雰囲気のお店が KATO Patisserie La Fourmiさん。市内外側の環状線沿いにあり、もうお店の外観からして独特の雰囲気が。お店のホームページには「フランス菓子は単なる食べ物ではありません。~極言すれば詩であり、音楽、美術、科学、数学であると思うのです・・・」とかなりこだわりを感じさせる店主の世界観が述べられています。

そんなKATOさんのお菓子、まずお寺業界ではお茶菓子として出されたことはないですねー。和の雰囲気とは明らかな別世界です。しかし何かの折に、お若い檀家さんがKATOさんのケーキをお供えして下さったことがあり、あまりのおいしさにほっぺたが落ちてしまったことがありました。仏さまもビックリの現代ならではの味ですね。伝統和菓子業界とはまったく異なる、沼田市としては新しく、先鋭的なフランス菓子店。若い方を中心に非常に人気でいつもお客さんがたくさんおられます。

KATOさんが作ったのは「ブッセやよい姫 兵糧丸」

以下沼田市のHP引用

「ふんわり焼き上げた生地に、沼田産いちご「やよい姫」のコンフィチュール入りチーズクリームをサンド。いちごのさわやかな風味が楽しめます。1箱6個入り 1,080円(税込)※店頭販売のみとなります。住所:沼田市高橋場町2115-1 電話:0278-24-2340」

KATOの兵糧丸ブッセやよい姫

KATOの兵糧丸ブッセやよい姫

KATOの兵糧丸ブッセやよい姫

KATOの兵糧丸ブッセやよい姫

新しいおしゃれな店舗に入るとまるで大都市にワープしたかのような・・作業で汚れた作務衣では入りにくい気がします(笑)

ショーケースの中には見ているだけでヨダレが垂れそうな、手の込んだ美味しいケーキ類、いまは「スイーツ」と呼ぶのでしょうが、お値段も私のおやつにはちょっともったいないような・・

しかしこのブッセ兵糧丸は1080円と、店内に並ぶスイーツに比べると明らかにお手頃感が感じられます。おそらくかなりのサービス価格設定なのでしょう。

写真で見てわかるとおり、冷蔵ショーケース内に陳列してあります。箱にも「要冷蔵」と明記されており、常温では保管できません。そのため、真田丸展の売店や、公園脇の売店では販売されておらず、KATOさん店舗だけで入手できます。しかしこれが非常に人気のようで、私が買いに行った際は3日くらい売り切れで、朝のうちに行った日にやっと買うことができました。お店の方が言うには、作るのが間に合わないほどの人気で・・とのことです。

まあ要冷蔵の兵糧丸はこれだけなので、そこからも製法や味が気になりますよね。一度は食べていただきたいと思います。

お店には広い無料駐車場もあります。沼田公園からは車だと5分くらい、徒歩だと20分くらいかかるでしょうか。

KATOの兵糧丸ブッセやよい姫

KATOの兵糧丸ブッセやよい姫

明らかに他店と雰囲気が異なる、おしゃれなビニール袋に入れて下さります。そしてこのアリさんのラベル、今までにわずか数回ですが、高級ケーキを買った際に箱に貼られる賞味期限シール。お店の前を車で通ってこのアリさんの絵を見る度に、あの甘くてなにか洋酒のような深くて濃いクリームの味が想い出されるのです。

KATOの兵糧丸ブッセやよい姫

KATOの兵糧丸ブッセやよい姫

内装ビニールは個装ではなく6個まとめて包まれています。

KATOの兵糧丸ブッセやよい姫

形はベレー帽を二つ重ねたようなヨーヨー型で、中央にクリームが挟まれています。ラスクのように固くもなく、またしっとりやわらかいわけでもなく、絶妙な食感ですね。昔食べた王監督のナボナをもう少し繊細にしたような?食感です。

中に挟まれているのは沼田産のイチゴの品種、「やよい姫」を使ったコンフィチュール入りチーズクリーム。まあジャムみたいなのが、うっすらチーズ風味漂う白いクリームとサンドしてあります。「やよい姫」がまた武士のお菓子に合っているのため採用したのでしょうが、もうやよい姫イチゴだけでかなり高額な食材です。それをこれだけ丁寧に挟み、さらにチーズクリームまで使っているなんて、これはもう品薄になるのが当然の仕上がりですね。

個人的には、これはもう武士が戦場に持って行く非常食としての兵糧丸というよりも、戦国の世を制覇した将軍が城の天守閣で食する天上人の銘菓といった高級感がありますね。今年のうちにもう一度食べたい、いやでもそんな贅沢は修行の敵なので我慢我慢。

KATOの兵糧丸ブッセやよい姫

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