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簡単お供え精進料理膳_ナスの甘味噌炒め

ナスピーマン甘味噌炒めレシピ

今年の七月盆シリーズは超初心者でも失敗なく作りやすい、なるべく簡単な献立を詳しく解説するコンセプトでお送りしています。簡単でもとてもおいしいレシピです!

夏の定番料理、ナスの甘味噌炒めです。この時期旬を迎え、栄養価が高まり、また値段もやすくなるナスとピーマンを使った美味しいレシピの、失敗しにくい手順をご紹介します。

できたてアツアツもヨシ、そして冷めてもまたヨシ、辛くもできるし甘めも調整可能、たくさん作れば常備菜にもなります。

まずナス250gほどのヘタを取り除きます。新鮮な茄子には、ヘタの部分に鋭いトゲがある場合がありますので刺さらないようにご注意下さい。

乱切りにします。この場合、かみ応えある食感に仕上がります。ただし火が通りにくくなり、また盛りつけはゴロっとした感じになります。

あるいは長さを半分に切ってさらに縦に半分に切り、伏せて厚さ3ミリくらいに切ります。この場合、火が通りやすく、また盛り付けもすらっと仕上がります。ただし、かなり縮むので総量は少なく感じると思います。

どちらにするかはお好みでかまいません。

ピーマン100gのヘタを取り除きます。

スプーンで内部をえぐって、種を取り除きます。

または指の先をつっこんでかきだしても良いです。どちらでもやりやすい方でどうぞ。

水洗いし、内部に残った種を洗い流します。なお、種にも栄養が多いので、食感が嫌でなければ無理にとりのぞかず、料理に使ってもかまいません。

縦半分に切ります。

ここまで切ってから種を取り除いても良いです。

ざっくりと大きめに切るか、細切りにするか、ナスを乱切りにするなら上の切り方、ナスを細切りにするなら下の切り方が向いていますが、どちらでも大丈夫です。

はじめに切ったへたは、中央の堅い部分以外は残さず切って無駄にせず使います。

人参30gをいちょう切りにします。皮はついたままで大丈夫です。

鍋になめこ汁で作った昆布ダシ100mlを注ぎます。

味噌大さじ3程度を入れます。あまり塩気が強くない味噌の方が向いています。

酒大さじ2、みりん大さじ1、砂糖小さじ2を加え、中火で加熱します。砂糖の量は、味噌の塩気が強い場合は増量して調整します。

はじめは味噌を溶かすようなイメージで木へらでかき混ぜます。まだシャビシャビ状態です。

2分くらいすると、トロトロになってきますので、弱火に落とします。

一味唐辛子少々を加えます。ピリ辛が好きな方はたくさん入れて下さい。

3~5分練っていると、ドロっとした甘味噌ができるので火を止めます。

フライパンに油大さじ1~2を入れて中火で熱します。

ナスを入れて軽く混ぜ、油を全体に行き渡らせます。入れてノロノロしていると、油に接した一部のナスだけが油を吸い込んでしまうので、あらかじめ木へらを用意しておき、投入したらすぐにかき混ぜます。

酒大さじ2~3を加えてさらに炒めます。火は中火のままです。

ナスの全体に油が行き渡ったら、人参を加えてさらに炒めます。

ナスが柔らかくなりはじめたら、しょうゆ大さじ1を加えて混ぜ、ナスに下味をつけます。

ナスをはしでつまんでギュッとした感触で火の通りがわかります。あまり柔らかくしすぎるとグニャっとした仕上がりになってしまうので、ある程度火が通ったら弱火に落とします。

さきほどつくっておいた味噌を加えます。

味噌が行き渡ったら、ピーマンを加えて混ぜます。ピーマンは、余熱だけで火を通し、硬い食感を残す方が色合いもよく食べた歯ごたえもあって良いのですが、硬いのが苦手な方は味噌を入れる前に炒めてください。

全体をからめまわしたら胡麻大さじ1をまぶして火を止めます。

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