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楽○アカウント乗っ取られ事件

とんでもないことが起きました。
プロ野球チームでも有名な、ほとんどの方が知ってるネットショッピングモール、楽○。
その私のアカウントが何者かに乗っ取られて悪用される事件が起きてしまったのです。

朝食前にメールチェックを済ませると、上記画面のように楽○から「メールアドレス変更完了通知」が届いていました。
もうこの時点でピン!と来ました。
なぜならそうしたアカウント乗っ取りの被害があることは以前にネット上で見て知っていたからです。

知らない方のために手口をかいつまんで説明します。
何らかの方法で私のログインIDとパスワードを入手した犯人は、夜中の1時30分ごろ私の楽○市場のマイアカウントページにログインし、メールアドレスの変更手続きを勝手に行いました。
そしてネット家電店で最新ノートパソコン約12万円を、私が以前に楽○で使ったため登録されていたクレジットカードで支払い指定して注文。発送先は犯人が指定した東京都文京区湯島のマンションの3階のとある部屋。
注文確定のメールはすでに変更されているため犯人のメールアドレスにしか届きません。
乗っ取られてから注文完了までたった10分くらいのことでした。その間私は熟睡中です。

たまたま、朝一番でメールチェックして気が付いたから良かったものの、メールをよく見ずに削除していたらアウトでした。
失礼ながら楽○からはふだん大量に宣伝メールが届くため、「ああまた楽○からの広告か」と反射的に判断してよく読まずに消してしまうことは充分あり得ることでしょう。

また、もし早朝から所用ででかけて夜帰宅していたらもうアウトです。なぜなら、犯人は高額で換金できるものの中から、在庫有りで即日発送可の商品を狙って注文しているため、その日の夕方には商品が犯人に発送されてしまい、発送されればクレジットカードが決済されてしまうのです。

それを防ぐにはともかくすぐに対処するしかありません。
まずは楽○に連絡します。
楽○は電話連絡窓口はないので、ネット上のフォームでアカウントを不正に乗っ取られたらしい旨を送信します。これがまたフォームに記入するのに時間がかかるのです。

次にクレジットカード会社に連絡してカードの使用停止処理を依頼します。カード会社は24時間電話が通じるので助かります。
ただ、一度停止するとカード番号を変更するしかなく、その間カードが使えずとても不便な上、再発行手数料も必要です。しかしほっておくと犯人がこのカードで買い物をする可能性がないとはいえないのでやむをえません。

この日は檀家さんのお葬式があり、朝8時には火葬場に出発しなくてはならず、とりあえずその2社への連絡だけ済ませて不安な中火葬場へ。お昼前にいったん寺に戻ると、楽○から返信メールが届きました。
・予想通り不正にメールアドレスが変更され、アカウントを乗っ取られていること
・とりあえずアカウントを犯人にログインできないよう白紙に戻したので、
再度自分でアカウントとパスワードを設定しなおすように
・乗っ取られている間に犯人が勝手に注文しているので、店に連絡してキャンセルするように。
一応楽○からも店には連絡しておくが、実際のキャンセルはシステム上自分でして下さい。
要点は以上でした。

まもなくお葬式に行かなくてはならず時間が無くて焦る中、まずは不正注文されたお店に電話連絡してお詫びし、キャンセル処理。楽○から話が通っていたらしく、スムーズに話が通りました。

次に楽○のアカウントを再登録しなおし、以前よりも複雑にパスワードを変更。再登録といってもおそらく特別な処理にしてくれたため、ポイントや購入履歴などは今まで通り。犯人が購入した履歴も、店がキャンセル手続き完了するまでのタイムラグの間は閲覧でき、犯人が指定した送り先住所も具体的に表示されました。試しに発送先に電話をかけてみると使われていない番号。住所は実際にある住所のようです。

とりあえずこれが今回の顛末です。
なんとかお葬式には遅れずに間に合いましたが、時間が無い中ものすごい不安を味わい、また無駄な労力と時間を費やした上にカード再発行代までかかるという、なんとも空しい一日を過ごすこととなりました。許せん、犯人。

ふり返ってみると、いつもはお葬式のある日の朝にパソコン前に座ってメールチェックなどしないのですが、この日は本当にたまたま、なんだかそうした方が良いような気がなんとなくして?何気なく早朝からパソコンを起動させたのです。
いつも通りそのままお葬式に行っていたら、被害を防ぐことはできませんでした。きっとご本尊さまのご加護でしょうね。ありがとうございます、ご本尊さま。合掌。

今回犯人の思惑をなんとか阻止できたのは幸いでしたが、運が悪かったり一歩間違えれば12万円のパソコンをみすみすだまし取られてしまうところでした。
次回は皆さんが同様の被害を受けないよう今回の件を少し考察したいと思います。

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