地元川場村の酒蔵様から依頼を受け、海外からのお客様をおもてなしするお手伝いをさせて頂きました。
まるでシャンパンのような、シュワッとした発泡性をもち、お米から醸られたなんて信じられないほどフルーティな香りが広がるスパークリング清酒、「Awa酒」に力を入れている酒蔵です。このお酒は東京オリンピックに向けて海外からの客人をおもてなしするにはぴったりの、日本が誇る味わいだと思います。
またこの酒蔵では醸造工程である「滓下げ」の際に、動物性のゼラチンを使う酒蔵がほとんどの中で、あえて植物性の材料を使うことによって、海外に多い菜食主義者でも安心して飲むことができる「ビーガン認証」を取得した意欲的な酒蔵でもあります。
そんなビーガン認証のお酒を、地元群馬の野菜を豊富に使った精進料理と共におもてなししようという今回の企画、お客様はフランス・ソムリエコンクール優勝、世界ソムリエコンクール及び欧州ソムリエコンクール第二位という国宝級シェフソムリエであるディビット・ビロー氏を筆頭に、海外からのお客様、そして国内の酒造関係者が勢揃い致しました。
まずは酒蔵で日本酒のテイスティングと、製造過程の見学等が行われ、非常に熱心なディスカッションが行われていました。
その間、台所では入念な準備。酒蔵の一角を改装した特別な和の空間でおもてなしがなされました。
盛りつけにもいつも以上に気を使います。酒蔵のスタッフさんたちと協力し、心を込めて地元野菜を盛り込みました。
酒蔵の社長様と貴重なツーショット。社長様の笑顔とパワフルな情熱が、多くの人に喜びを届ける大事業の原動力になっていると感じました。スタッフさん達と社長様の連携や結束も最高でした。
ゲストさま達と記念スナップ。私は向かって左のあたりです。料理をお出しした方と直接お話しでき、感触をダイレクトに知ることができるのは料理人にとってとても嬉しいことです。群馬の野菜の素晴らしさを感じてもらえたようで、おもてなしとしては大成功だったと思います。笑顔の皆様を見送って、疲れも吹き飛びました。尊いご縁をいただき、各位に感謝申し上げます。