大雪には充分な対策で外出を

先日の降雪は都市部にとっては久しぶりの大雪だったようで、被害にあわれた方には謹んでお見舞い申し上げます。


台所を守ってくださるお地蔵様もすっぽり隠れてしまいました。

当地でも今年の中ではある程度多く降りましたが、それでも多い年に比べればたいしたことなかったように感じます。そりゃあ雪かきは大変で腰が痛くなりましたが、周囲に大きなトラブルはなかったようです。

都市部での混乱ぶりが何度も報道されていました。
降雪に備えていない地域で大雪がふった場合は、台風や竜巻などと同じで人間の力を越えていてどうしようもない天災だと思いますが、テレビにはこれはどうみても人災だろ、としか思えないシーンが多々見受けられました。

雪国に住んでいる私たちは、当然雪の怖さをよーく知っています。
これだけ雪が降った日に、ノーマルタイヤでチェーン無しの車ででかけるとか、長靴を履かないで底がツルツルの革靴にスカートで歩くとか、とても考えられません。
こう書くと、都会で会社勤め通勤するには仕方ないのだ、と反論されかねませんが、それがこちらには理解できないんですよね。
私だったらその日くらいは会社用のビジネスシューズをリュックに背負ってすべらない長靴を履いて、念のため折り畳み式の杖かストックを持って公共交通機関ででかけます。
スタッドレスタイヤに四輪駆動の車でも日陰の凍結路面の降り坂は怖いのに、対策無しの車で走るなんて小心者の私には頼まれてもできません。
まあそうはいっても仕方ない事情の方もおられるでしょうから強く非難するつもりはありませんが。

当地の峠道でも、よく都市部ナンバーの車が坂の半ばで動けずにストップしていて後続が長蛇の列になっていたり、道のど真ん中で堂々と停めてチェーンを巻いている県外の車をよくみかけますが、公道の意味をホントよく考えて欲しいですね。なるべくそうならないように対策し、もしそういう状況になってしまったらいさぎよく車を安全で迷惑にならない場所に停めて、近くの施設に1泊するか公共交通機関に乗り換えて後で車を取りに来るかしたら良いと思います。
すぐ手前にチェーンを巻くための広いスペースが道の脇にあるのにその数メートル先の道のど真ん中に停めていればそりゃあ迷惑ですよ。

どうしてもやむを得ない場合なら助けてあげたいと思いますが、水泳パンツとビーチサンダルで富士山に登るような、常識が通じない自己中ドライバーが特に雪の日には目立つような気がします。

自分が転んでケガをするだけならまだしも、無謀な状況での運転は他人の財産を侵害してしまったり、大変な迷惑をかけてしまうこともあります。
どうか今回のように事前に大雪報道されていた時には、充分な対策で出かけるようにしたいものです。

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