沼田茶道会講演の講師をつとめました

6月上旬、沼田茶道会から依頼されて講演を行いました。

沼田市内にある7~8派ほどの各流派の茶道会が加入している流派の垣根を越えた集まりで、
市内で行われる桜祭りなどの行事で来訪者にお茶を供したりと活躍なさっておられます。

従来はこの時期に研修旅行を行って親睦を深めていたとのことですが、もう会員相互の懇親も充分深まったことだし、急変するこれからの時代に合わせて考えるきっかけになるような研修に重点をおこうと考え、今年から研修旅行をやめて各界の論客を招いて講演を聴こうということになったのだそうです。

そんな重要な流れの中で第1回の講師を依頼されたことは大変光栄ですが責任も重大です。
精進料理と茶道とは大変深いつながりがあり、究極的な部分では通じ合っているといって良いでしょう。
そこで今回は「精進料理と茶道に学ぶおもてなしの心」と題して講演しました。主に精進料理の作法やしきたり、そして茶道と禅の逸話を紹介する中で、時とともにかわっていく世の中で、もてなす側はどう対応し、また変えてはいけない部分とは何なのかについてお話させていただきました。

通常の講演では1割ほどは眠ったり飽きてしまう方もいるのですが今回は皆さんものすごく熱心に聴いてくださり、大変ありがたかったです。
役員さん方、ありがとうございました。

余談ですが講演後に面会希望の方が控室にお見えになり、なんと小学校の時お世話になった先生でした。今は教員を退任なさってお茶の先生として教室を開いておられるとのこと。30年以上会っていなかったので講演中は気づきませんでしたが、先生方にさんざん迷惑をかけた悪ガキだっただけに、「ご立派になってねえ~」のお言葉にひたすら恐縮するばかりでした。

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