『禅文化』誌 精進料理の魅力 連載第3回 発刊されました

昨年から連載記事を執筆しております『禅文化』誌、最新の251号がまもなく発刊されます。(1月25日刊行となっておりますが多少前後すると思います)

変わる暮らしの中で今も色褪せない 精進料理の魅力 と題しまして、今回は精進料理の歴史・中国編 です。

「インドでお釈迦様が食についてどう説いたか」の前回に続きまして、いよいよ今号では、それまで寛容だった肉食がどうして中国では禁じられるようになったのか、そしてなぜ精進料理が発生したのか、といういわば精進料理のルーツについて核心に触れた内容となっています。かなり力を入れて書きましたので御興味ある方はぜひご一読下さい。

禅文化251号表紙

禅文化 251号目次

表紙は南禅寺様に蔵されている重要文化財の釈迦十六善神図です。禅宗寺院では、新年、節分、春の時期に転読大般若会が盛んに行われる時期で、この掛け軸もかけられます。

禅、特に臨済宗では「己事究明(こじきゅうめい)」といって、自分とは一体何なのか、と真理を追究することが修行の要点だとします。それなのになぜ他者の現世利益を求めるような祈祷法要を禅宗で行うのか、といった非常に現代的な問いが巻頭で特集されており、五名の高名な老師がそれぞれの見解を詳細に述べております。

まあもし私がそのお題を与えられて、曹洞宗の僧侶の立場から書くならこれこれこうだな・・・と自分なりの見解がはっきりと頭に浮かぶ中で、では臨済宗の高僧方はどのように話を展開し、理由づけなさるのだろうか、と非常に興味深く拝読させていただきました。

他にもためになる記事が満載です。低下1200円税別、年間購読4800円です。御希望の方は下記にお問い合わせ下さい。※当方の記事連載を応援して下さる方は、「高梨の記事を読みたくて・・・」と電話口でお伝え頂けると大変な力になります。連載回数が伸びるか減るか・・・やはり反響が大事であります。

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禅文化 精進料理の魅力

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