精進おからコロッケ豆乳ソースかけ_平成三十年秋彼岸のお供え膳

精進おからコロッケ

精進おからコロッケ

◇精進おからコロッケ豆乳ソースかけの魅力と特徴

豆腐を作る際に出る大豆の絞りかす、おから。かつては様々な料理に使われてきましたが、今は製造過程で出るおからの多くが家畜の飼料等として処分されてしまっているようです。しかしこうした時代だからこそ、低カロリーで食物繊維豊富、非常に健康的な食材であるおからをもっと家庭で活用すべきです。禅寺では古くは自前で豆腐を作っていました。永平寺にも豆腐を作るための古い設備と道具がありました。そのため、禅寺にはおからを使った精進料理レシピがたくさんあります。今回紹介するのは伝統的おから精進料理ではなく、比較的新しいレシピであるおからコロッケです。肉に比べてかなりカロリーを抑えることができ、腹持ちも良くボリュームたっぷりで満足度も高いと思います。

おからは地元の小さな豆腐店なら無料で分けてくれることもあります。スーパーなどでは、豆腐や納豆のコーナーに小袋に入れられて販売されています。おからは傷みやすいので入手したらすぐに使うようにします。またおからによって水分の絞り具合がだいぶ違い、水っぽいもの、パサパサしたもの、絞りきって味がほとんどないものからある程度風味が残って粘り気もあるもの、さまざまです。状態に応じて、つなぎの片栗粉の量を増減させて下さい。またおから自体の味が少ない場合を想定して豆乳ソースを用意しましたが、おからの味が濃厚ならばつなぎの片栗粉や、味のソースは必要無いこともあります。豆腐を作る絞りかすのおからに比べて、市販されているおからは絞りかすではなく、大豆を細かくしただけで味がしっかりしている代わりに価格もそれなりにすることが多いです。良くおからの状態を見極めて調理することが大事です。

加える具は、レシピ通りでなく、冷蔵庫に残っている野菜のくず等を細かく刻んで流用してください。冷凍ミックスベジタブル100gで代用してもかまいません。そのままでは固い具や火が通りにくい具を加える場合は、電子レンジで加熱するなどして下ごしらえをしてから混ぜて下さい。

成形する際、あまり大きな形にすると中心まで火が通るまえに表面が焦げてしまうのでほどほどの大きさにして下さい。混ぜた具が表面の方にバランス良く配置されるように丸めると見栄えがきれいになります。

今回は同じ大豆原料の豆乳を使ったソースをかけました。おからの衣に使った片栗粉のボールの底の残りを利用すると良いでしょう。ふつうに手もちのソースやおしょうゆをかけてもかまいません。

◇精進おからコロッケ豆乳ソースかけの調理手順とレシピ

1 おから200gをボールでほぐし、グリーンピース50g、粒とうもろこし50g、細かく刻んだ人参20gを混ぜます。

精進おからコロッケ

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2 良く混ざったら、片栗粉大さじ2を加えてよく混ぜます。

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3 コロッケ型に成形します。球型、小判型、または俵型などお好みの形に整えます。

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4 片栗粉大さじ3をボールにいれ、3を全体に薄くまぶします。

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5 180度の油で2分ほど揚げます。

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6 豆乳ソースを作ります。豆乳100mlを鍋にかけ、酒大さじ1、みりん大さじ1、しょうゆ大さじ1~2を加えて吹きこぼれないように気をつけながら3分ほど加熱します。

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7 片栗粉小さじ1と1/2を水大さじ1で溶き、沸騰した状態の6に少しずつ加えてよく混ぜ、とろみをつけます。

8 1分ほどかき混ぜたら火を止め、盛り付けたコロッケにかけ、サニーレタス適量を添えます。

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