亡きお母さんにお供えした手作りおはぎ

お彼岸の中日を迎えましたが、皆様お墓参りは済みましたか。

今年のお正月から典座ネットもFacebookに参加して情報発信していますが、フェイスブック上でお友達登録して下さった「M.E」さんの記事で、かわいらしいおはぎの写真をみつけました。

「M.E」さんは昨年お母さんを亡くされました。さぞお寂しいおもいをなさったことでしょう。フェイスブックの記事からも、一連の仏事を通して深い悲しみが伝わってきました。
そんな中、昨年9月の秋彼岸に、お供えのおはぎを作ったことが書かれていました。

「M.E」さんのお供えおはぎ

あんこ、ずんだ、ごま、きなこ、でしょうか。くるみも使う予定だったようです。

手作りの暖かい雰囲気が伝わってくる、とてもうまくまとまった、美味しそうなおはぎだと思います。
これまではお母さんが作るのを手伝う立場だったのが、はじめて独りで作らなくてはいけなくなってしまい、お米の柔らかさや、あんとお米の分量のバランスなど、思い通りにいかなかった部分があったそうです。

それを読んで私はこう思いました。

「やっぱり、お母さんは上手だったナアー、あの世で”まだまだだねー”、と笑ってるかも」などと、しみじみと故人を偲びながらおはぎをコネコネすること、もうその作業自体が良き供養であり、また同時に自らの癒やしでもあるのだと。

細かい部分は、何度か繰り返していくうちに修正しながら、すぐにマスターできるでしょう。

「M.E」さんが覚えている、お母さんが長く作ってきたおはぎの味を伝えるためにも、折を見て作り続けてほしいなあ、と思います。わが子に手作りのおはぎをお供えし、感謝の気持ちで合掌してもらったら・・親ならば嬉しいに決まっていますよね。最高の親孝行だと思います。丁寧に作ったおはぎを仏前に供えてもらったお母様は、きっと喜んでおられると思います。

どうぞ、皆様もこのお彼岸、亡き故人にこころのこもったお供えを進ぜてみませんか。

※「M.E」さんの許可を得て、おはぎの写真を掲載致しました。

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