3番目に紹介するのは「パティスリーシャンティーさん作、フルーツショコラ兵糧丸」です。
以下は沼田市HPからの引用です。
「濃厚なチョコレートの中には、りんごやブルーベリーがたっぷり。チョコレートのほろ苦さとフルーツの甘酸っぱさがマッチした大人の味。1箱6個入り 1,080円(税込)住所:沼田市東原新町1542-4 電話:0278-24-5679」
シャンティーさんは沼田市および周辺の洋菓子好きなファミリー層にとって欠かせない、親しみやすい雰囲気のお店です。クリスマスやお誕生日、御見舞のケーキを買うならまずはシャンティさんが思い浮かびます。お店の看板には「フランス菓子店」と書かれていますが、個人的には高級すぎて敷居が高いスイーツ店では無く、普段着でちょっと寄って今日のおやつに、という街のケーキ屋さんのイメージです。もちろん、だからといってチープなお菓子が並んでいるわけではなく、お財布に優しい上に食べて幸せになれる美味しいケーキやお菓子揃いです。和菓子店ではないため、お寺の世界では残念ながらいただいたりお供えされたりする機会は少ないのですが、時折お若いお施主さんがお供えして下さることがありますので、ファミリー層にとってはおそらく頻繁に利用するお店なのではないでしょうか。
ボックスの中にはシャンティーさんで扱っている洋菓子のパンフレットと兵糧丸の説明カードが入っています。どれも食べてみたくなる美味しいそうなお菓子ばかりです。
包装は丁寧な二重包装で、個包装ビニールに兵糧丸のシールが貼られ、さらに全体ビニールがかけられています。
個別包装のため、ちょっとした来客にも、こうしてお皿に載せてすぐ出せますし、食べずに持ち帰る際にも勧めやすくて便利です。もちろん一度にすべて食べずに保管しておくにも重宝します。
シャンティーさんの兵糧丸の特徴は、他店と比べてかなり小ぶりだという点です。
だからといって量が少なくてなんだか損、という印象はまったくありません。さらに他店と大きく違う特徴は、説明カードに書かれているとおり材料に米粉が使われているのです。米粉は文字通り、白米を細かくすりつぶして粉状にしたもので、近年注目されている食材です。
一般的には料理に米粉を使うことで、もっちりした食感と腹持ちのよさが生まれます。他店の兵糧丸で、もっちり系の外皮に米粉を用いたお店(かねもとさん)もありますが、おそらくシャンティーさんでは米粉をつなぎ的に使っているのでしょう、食感はかなり堅めのクッキーのような感じに仕上がっています。兵糧丸の中で最も固いと思います。まさに兵糧のイメージ通りですね。
そして特徴的なのは、大河ドラマ真田丸をいつも見ている方ならご存じの通り、沼田城に欠かせないドラマの主要人物、吉田羊さん演じる稲姫(小松姫)にちなんだ地元沼田産のお米(稲姫=稲=お米)が使われているのです!これはファンなら一度は食べてみないといけませんね。他店で兵糧丸に使われている米粉は銘柄までは指定されていません。稀少な稲姫米が使われているというだけで魅力ポイントアップです。
これまた最近注目されている、チョコレートのカカオポリフェノールがたっぷり入った濃厚なチョコ味で、リンゴ、ブルーベリー、くるみなどの地元食材がミックスされたとても深い味わいの兵糧丸です。
さらに、これはパンフレットや沼田市HPには記載されておらず、実際にお店に行かないとわからない裏情報ですが、シャンティーさんの兵糧丸には店頭だけの別バージョンがあるのです。
それは「枝豆味」の兵糧丸です。
基本的に公式ボックスにはチョコ味の兵糧丸が6個入っていますが、シャンティーさん店頭ではばら売りといいますか、ビニールに2個入った小分けも売っているのです。そしてこの別バージョン「ホワイトチョコ枝豆味」は店頭2個売りだけの扱いで、6個ボックスはありません。枝豆は沼田市の名産で、天狗ブランドの枝豆は都内でも人気のおいしさです。枝豆とホワイトチョコを組合わせるなんて、すごいアイディアですがこれがとってもよく合います。
公式の黒チョコ味とどちらがおいしいかと言われると・・・どちらもおいしすぎて選べません。