かぼちゃの寒天寄せ_平成28年秋彼岸の精進料理お供え膳

そろそろカボチャがおいしくなってくる季節です。通年安定してみかける外国産のカボチャと違って、この時期出回る国産カボチャは多くの品種があり、どれも個性的です。たくさんのカボチャを買って食べ比べてみることをお薦めしますが、カボチャって大きいまま売っているため、少しだけ残った時の処理に困りがちなんですよね。最近は1/2や1/4サイズの切り身も売っていますが、やはり中途半端にあまることがよくあります。味噌汁に入れて使い切るのが最も手軽ですが、今回は同じく旬のとうもろこしとともに寒天で寄せてみましょう。寒天の量を減らせばもう少しプルプルに仕上がります。慣れないうちは少し堅めの規定量で試して見る方が崩れずきれいに仕上がります。デザート的に作るなら砂糖を少し増やすか、仕上がりに蜂蜜をかけると良いでしょう。もし煮物のカボチャが残っていたら、それを流用しても良いです。おかずとしても良し、多めに作っておやつやお茶うけとしても適しています。

かぼちゃ寒天寄せ_お彼岸のお供え精進料理膳

1 カボチャ200gほどを蒸し器で蒸します。皮は良く蒸せばそのままでも良いですし、お好みで皮をむいてもどちらでもかまいません。蒸し器が無い場合はラップして電子レンジでチンしても良いでしょう。

かぼちゃ寒天寄せ_お彼岸のお供え精進料理膳

2 串がすっと刺さるようになったら蒸し器から出してマッシャーなどで熱いうちにざっくりつぶします。

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3 裏ごし器でこします。

かぼちゃ寒天寄せ_お彼岸のお供え精進料理膳

4 こしてなめらかになったカボチャを鍋に移し、昆布ダシ250ml、酒大さじ1、砂糖小さじ1程度、塩少々を加えます。

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5 粒とうもろこし50gを加えます。

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6 粉寒天3g強を加えます。量は製品によって変わります。この品の場合、水気500mlに対しスティック1本(5g)の指定、つまり100mlに1g程度の割合です。今回昆布ダシとこしたカボチャ、とうもろこしで300~400ml程度、ただしどろっとした状態で、水気でいえば300ml弱なので3g程度が適量となります。まあ仕上がりの堅さにもよりますが少しくらいは増減しても問題ありません。

かぼちゃ寒天寄せ_お彼岸のお供え精進料理膳

7 弱火で加熱し、沸騰してから2分ほど混ぜます。

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8 流し缶やタッパ、プリン用のうつわなどに移して自然に冷まして固めます。

かぼちゃ寒天寄せ_お彼岸のお供え精進料理膳

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9 完全に固まったら型から外して食べやすい大きさに切り分けます。

かぼちゃ寒天寄せ_お彼岸のお供え精進料理膳

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