平成28年 お盆のお供え精進料理膳_トマトの丸揚げ

お盆までおよそ1週間となりました。皆様準備は進んでおられますか。

当ブログ毎年恒例のお盆のお供え膳連載、今年も開始致します。

トマトの丸揚げレシピ_お盆の精進料理

今年は平椀、つまりこの献立の中のメインディッシュから紹介します。

作り方は油の扱いさえ注意すればそれほど難しくありません。この時期旬を迎え、栄養価が上がり価格はこなれてくるトマトを丸ごと素揚げして、エノキの生姜あんをかけていただきます。

暑い毎日が続いているため、トマトといえば冷やしてそのままカットし、サラダとして食べることが多いと思います。もちろんそれも良いのですがあまり毎日生のトマトばかり続くと飽きてしまいますよね。トマトを素揚げするってのは意外性が高く、「お??」と興味を持っていただけることでしょう。今回はコクを出すためにエノキダケの生姜あんで味付けしましたが、ポン酢をそのままかけても良いですし、おろししょうゆや味噌ダレもよく合います。揚げたての熱アツをいただくのが最高ですが、冷ましてもいけます。

トマトの丸揚げレシピ_お盆の精進料理

1 トマト2個をそれぞれヘタを取り、ヘタの付け根部分を包丁でえぐって取り除きます。外皮の頂点の部分に十字型の切れ込みを入れます。

トマトの丸揚げレシピ_お盆の精進料理 トマトの丸揚げレシピ_お盆の精進料理

2 トマトが半分以上浸かる油鍋を用意し、火をつけていない冷めた状態からトマトを入れ、点火します。暖まった油にトマトを入れると水気で大きくはじけて危ないので、冷めた油に入れてゆっくり暖めていきます。

トマトの丸揚げレシピ_お盆の精進料理

温度が上がると泡が出てきます。泡の勢いがよくなったら火加減を落とし、あまり温度が上がりすぎないように安定させます。しばらくして皮のフチがめくれてきたら、ひっくり返して逆側を揚げます。芯まで火が通るかどうかではなく、表面の状態が良い感じになってきたら引き上げます。

トマトの丸揚げレシピ_お盆の精進料理

3 別の鍋にサラダ油小さじ1を敷いて点火し、暖まったら3センチほどに切ったエノキダケ50gを炒めます。油が回ったら、昆布ダシ100ml、酒大さじ2、みりん大さじ1、砂糖小さじ1、しょうゆ大さじ1を加えてひと煮立ちさせ、味見してちょうど良ければおろし生姜小さじ1~2を加えます。

トマトの丸揚げレシピ_お盆の精進料理

トマトの丸揚げレシピ_お盆の精進料理トマトの丸揚げレシピ_お盆の精進料理

4 片栗粉小さじ1を水小さじ2でよく溶いて加熱したままでゆっくり鍋に入れ良くかき混ぜ、とろみをつけます。

トマトの丸揚げレシピ_お盆の精進料理

トマトの丸揚げレシピ_お盆の精進料理

5 大葉2枚を千切りにし、多めの水に5分ほど浸け、水を切ります。

6 揚げたトマトをうつわに盛り、4のあんをかけ、5の大葉を天盛りします。

あまり大きいと油鍋に入りきらなかったり、たくさん油が必要になりロスが多くなってしまいますが、だからといってたとえば半分にカットして揚げると果肉部分がはじけたり外れてしまいますのでできるだけ丸ごと揚げるようにし、そのためにはお手持ちの油鍋に合った大きさのトマトを用意して下さい。

トマトの丸揚げレシピ_お盆の精進料理

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